結局、ゆさぶーるに「背に腹は替えられない」2007/12/29 13:02

あくまでも推算であり、メーカーが公表しているデータと異なります。
 残念ながら大阪市内で簡単に行ける振動トレーニングマシン設置店は、ほぼ全滅状態となった。
 お店の人から「通販なんかで販売している製品は効果が低いですよ。」と言う言葉を信じて、これまで店頭でしか、乗った事はなかったが、こうなれば、仕方がない。最初は、ショップの店仕舞い品のVバランスが5万円で販売されていたのでこれにしようかと思ったが、重量とサイズで家に置くのは無理と断念し、手頃な大きさの商品を探していた。
 ヤフオクに出品されていた「ゆさぶーる」の中古品を8000円で落札した。伊丹市のリサイクルショップの販売品で、こうした大型商品の発送はプロで、送料を含めても1万円以内で入手する事が出来た。
 荷物が届いてみると意外に大きい。「なんや、これは。勝手にこんなもん買って。」という事で狭い自室以外は、設置が不許可という事になった。
 それでも無理に毎秒5歩の速度に恐る恐る上げて見ると、ガタガタと家中が振動するので、「あんたは、この家が壊れたら良いと思っているんやな。」と怒られて、対策を講じる事にした。
 トレーニングマシン用の防振マット(ゴム製)を敷く事にした。
 新大阪のスポーツショップの製品で、価格は、3200円で6㍉厚。これを2枚4分の1に折りたたんでマシンの下に敷き込み、その上にスピーカーエンクロージャーのバッフル板に使用していた合板を2枚重ねて、その上にマシンを設置した。これで毎秒9歩まで速度を上げる事が出来た。このマシン16歩まで上げる事が出来るが、これでは、部屋中がミシミシメリメリ状態になるので、9歩以下の速度で使用する以外にない。
http://www.bodymaker.jp/shopping/cno32/PMAT/
 実際の使用感は、9歩位でも腹が痛い位に振動して、市販マシンと大きな差はない。恐らく16歩まで上げると「これやったら、毎回500円払うよりも安上がりやわ。」と思うに違いない。
 Vバランスの最初の店では、20歩のカウントで、40分位連続使用していたが、月間4キロ以上の体重減少と劇的な効果をあげた。この店が潰れて、ようやく北浜の店を探し当てたが、この店では安全対策という事で12歩までしか速度を上げさせてくれないので、効果は半減。体重も辛うじて、増加が食い止められている程度、この店も廃業で、その後2週間位のブランクで体重は一気に2キロも増加してしまった。
 ゆさぶーるで体重をもとの様に戻すには、どうしたらよいだろうかと思ってまとめたのが表である。
 通常歩行は、毎秒3歩の振動数だが、1キロカロリー当たり30歩と消費カロリーの効率が高いので、30分の運動で、180キロカロリーが消費される。
 Vバランスの場合は、毎分12歩の速度で30分使用した場合には、480キロカロリーが消費される。20歩の場合は800キロカロリーとなる。1キロカロリーの消費に要する振動数は、45振動と推測される。
 比較の意味で9月下旬から1ヶ月半ほど使用していたマモリスは、毎秒24振動と高速振動タイプだが振幅が小さいので、1キロカロリーの消費に必要な振動数は、60振動と推測される。これでも24振動で20分の運動で480キロカロリーの消費となる。
 実際に480キロカロリー程度の運動では、土日が休みなので、20日間で9600キロカロリーなので、1キロ強程度の体重減少にとどまる。実際には、アルコールとか飲んだりしているので、体重維持にとどまっていた。
 大きな体重減少効果を挙げるには、600~1000キロカロリーの運動を日常的に行う必要がある。
 ところでゆさぶーるの場合は、前述の理由で振動数は9どまりとなっており、この場合は、45分間の運動で347キロカロリーの消費しか期待出来ない。
 1時間の使用でようやく460キロカロリーとなる。マシンが小型である事から1キロカロリー消費に必要な振動数は、70振動が設定されている。(これは、マシンのカロリーカウンターを見て計算したものである。)
 歩行に比べてどれだけ振動トレーニングマシンが効率的か500キロカロリーの消費に必要な運動時間(所定の振動数による。最大振動数では、当然、Vバランスの効果が最も高い筈だが、ショップの規則や自分の運動能力を勘案した振動数の場合である。)を計算してみると、マモリスが最も効率が良く、ついでVバランス、そしてゆさぶーるの順番となっている。(表参照)
 ゆさぶーるの場合は歩行運動に比べて時間効率は、20%強しか改善されない事になる。
 それでも、家にいて好きな格好で気楽に運動出来るメリットは捨てがたい。
 1日の運動時間を1時間半程度とれれば、大きな効果が期待出来る筈だ。