最近の大学2006/11/21 22:57

今日も仕事で名古屋に行った。

名古屋大学でのエコフィードのシンポジウムの取材。
エコフィードとは、食品工業の副産物や企業や一般
家庭からの生ゴミを飼料として資源再利用して、
再び私たちの食卓を飾るお肉やハム等に生まれ変
わらせるプロジェクト。(仕事のことなのでここでは、
あんまり書けない。)

名古屋大学は、地下鉄東山線他を乗り継いで、
名古屋駅から20分位の距離にある。

驚いたのは、地下鉄の駅入り口が21世紀風である事。
21世紀風と言うのは、ロボットが出てくるAIと言う映画
に出てきたロボットだけが生存する世界の構成物の様に
立体の輪郭以外の余計なものを省いた構造。

40世紀の世界は、氷河に覆われていて、その隙間を
透明立体形状の飛翔体が進んでいくようなイメージ。

遠くからみれば、空の光を反射するので、立体の存在
を認識する事も難しく、これが駅なんだと判ったのは、
駅のマークを見て辛うじてだった。

それにしても、構内は広く、さすがは国立の総合大学
だと思った。自動車通学OKなのか、スポーツカーとか
色々な車が止まっている。

校舎も新しく、どこかの先端企業のオフィスと見まがう
程、科学系の研究棟の存在感がある。
シンポジウムの野依記念会館も透明なガラスに覆われ
ていて、凄く綺麗。東大の農学部の記念講堂を以前、
訪れた事があるが、そこは、間伐材を再利用した、
質素なのか、新しいコンセプトなのか判らない建物
であったが、これは、対照的で人工の極致と言う感じ
がした。

私が20年以上前に卒業した私学の校舎はボロボロで
打ちっ放しのコンクリートもところどころ朽ち果てかけて
いて、その状態が更に10年以上は続いた。
その後は、120周年記念事業とかで新しいキャンパス
が建て増しされているが、名古屋大学の様な
未来カラーによる統一性はない。

また、京大や阪大のキャンパスもここに比べると
ボロイ(すんません)感じがする。

さすが、名古屋は、経済的に繁栄しているなと感じた。
私が今、通信教育で学んでいる佛大とは、月とすっぽ
んの感じがした。でも、見るからに、授業料は高そう
なので、私には、縁が薄いところだと感じた。

こういった学校で何が学べるのだろうか。
これ位でないと産学共同プロジェクトとか企業の支援
とか受けにくいので、最先端のイメージが必要なんだろうな。