佛大通信いよいよ500号に2007/05/01 23:15


最近、私は殆ど雑誌と言うものを読まない。一応、購読しているのは、切手収集の会の日本郵趣協会の「郵趣」や「スタンプマガジン」、鉄道模型の雑誌(鉄道玩具関連で模型以外のものは買わない)、「管球王国」(最近は高いので買っていない。)位のもの。後は、知り合いのホームレスのおじさんが堂島地下商店街で販売している「ビッグイシュー」位のもの。
 「佛大通信」は、佛大の通信教育生向けの機関誌で学費を払っていたら送られてくる。今回で500号になるらしい。「佛大通信第1号(創刊号)」は、昭和40年1月に発行された。通常の雑誌とは異なり、文部科学省認可通信教育 佛教大学補助教材の扱いである。
 毎月1日発行だが、概ねその前の月の28~29日頃までには、自宅のポストに入っている。面白いのは、雑誌が封入されている封筒で毎号デザインが異なっている。この方が収集欲がそそられる。
 中身は、表と裏に分かれている。表側は、何やら文化的な記事が中心で、裏側は、通信教育を受講するに当たっての注意書きや緊急連絡事項、手続きの方法等、結構、大切な内容となっている。まぁ、在学者以外は、殆ど好奇心が沸かないだろう。
 表側は文化的な内容と書いたが、特集記事は、我が佛大の先生方が京都で様々な伝統的な業種やイベント等に携わる人達を訪問して、その体験を聞いたり、実際にチャレンジしてみたりする内容。こういった記事を読む事で先生方の知られざる一面を知り、親しみを持ってもらうのが狙い。この他、「心のスケッチブック」と言う先生が書かれるエッセイ、研究室訪問では、色々な先生が日頃、どんな事を研究して考えておられるか等。
 この他、卒業生を対象にした学習体験記(私の拙い体験記も一度掲載された)と言った内容。在学生でなければ、つまらない内容と思えるが結構、毎日読んでいる。
 これらの記事は、学外の人も佛大ワールドで読む事が出来る。
http://www.bunet.jp/world/index.html

 私がこの佛大通信を読み始めたと言うか送られて来はじめたのは、02年4月の通信大学院に入学してから事で、かなりの量が書棚に積み上がっている。
 読んで感じた事は、大抵の先生が、優しく、爽やかに描かれている事だが、実際に接して見ると、イメージとかなり違う恐い先生もいらっしゃるので、あまり、佛大通信のイメージにとらわれて先生方を判断しない方が良いと思う。
 最近の連載記事では、坪内稔典先生の随筆「月々の名言」が一番、面白い。短文であるが、味わい深い文章である。
 私が捻典先生に出逢ったのも通信大学院に入学してからで、NHKの俳句王国等見た事が無かったので、あの頭がボサボサの眉毛がモショモショしたオジサンが有名人だとは知らなかった。スクーリング等の授業を受けて、結構、楽しく、気さくな方だと思った。
 印象に残っているのは、平成18年8月号の宇治川の鵜匠の澤木万里子さんの記事である。美人だし、鵜飼いを女の人がこなせると言う事自体に興味を持った。
 この様な記事を元にインターネットで調べて、実際に訪問してみた事も少なくない。
 いずれにしても佛大通信を読んだ事を契機に色々な先生や人々に出逢う事が出来た事は間違いない。
 佛大図書館で創刊号から最近までを合本してあるのを全て読み通した記憶がある。最初は、新聞スタイルで粗末な印刷であったのが、カラー印刷の雑誌スタイルまでに成長した。最近では、佛大の広報システムの中で、インターネット媒体も加わっているので、新たな存在意義が問われているが、今後、1000号を目指して通信教育生を励まし続けてもらいたいものだ。

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