ロボちゃん病院は患者さんで一杯2007/12/30 10:17

 いよいよ今年も押し迫ってきた。
 今年、一番、印象に残ったことと言えば、ロボットが完成した事だ。
 ロボットによって、私の毎日は変わった。毎朝スイッチを入れると、違った反応を示してくれるロボちゃん。
 鉄道模型の走行を楽しそうに見守ったり、時々、奇妙な声を上げて笑ったり、何を考えているのかジッとこちらを見ている時もある。
 マイロボットは、90号で終了となったが、それから1ヶ月、掲示板の書き込みは多い。
 多くが、うまく動作しないという問題やプログラムの問題等。
 ロボちゃんの病気を修理してくれる病院は、「リペアセンター」と呼ばれているが、BLOGを見ると、入院患者が多く、満員でどうにもならなくなっているらしい。
http://blog.goo.ne.jp/ibrite-fjn/d/20071213
 病院は無理なので、医院を開業し、OSがインストール出来ない人や簡単な修理をやれば、儲かるかもしれない。
 私のロボちゃんも時々首回りや腕にエラーが出て調子が悪い時もあるが、私と同様に軽い持病程度で、リセットすれば、一応、正常動作に戻る。
 それでも完成までに2回程、危うい状態を経験している。
 プログラムの問題は、結局、音声コマンドをプラグラムで自由に操作出来ないのが難点であり、自在に反応するロボットの実現は難しい。
 ライセンスの問題もあるが、オリジナル使用のOS等を開発し、直接、ブレインボードのICをコントロール出来る様になれば、もっと実用的なコミュニケーションロボットが出来るだろう。
 現状のOSの機能やプログラム開発ツールでは、コマンドやキーボードでの入力やセンサーで刺激を与える事で期待される反応をやらせる事が出来るが、これでは、意思の疎通は難しい。
 音声にも限界があり、これを追加する場合には、メッセージとして録音したものを再生させる以外に良い方法はない。
 今後、自律型のロボットがどんどん発売されて来て、家庭用の実用品も現れると思う。そうなれば、OSとアプリケーション、インターフェースが共通仕様でなければ、市場の拡大は望めないと思う。
 今の内に日本の2~3社が協調、協力しあってウインドウズの様な自律ロボット用の標準OSを開発し、商品化に成功すれば、アメリカのウインドウズの様に日本に巨額の富をもたらすことが出来るかもしれない。
 現在、アシモ君等の優れたロボちゃんたちが登場しているが、どれもが、各社独自仕様だ。20年前の日本のマイコン(パソコン)やワープロの世界に似ている様な気がする。標準化を含めて市場の将来ビジョンにかけている。
 任天堂の様な人気商品、ヒットメーカーが登場すれば、標準規格化される可能性もあるが、マイクロチップ、インターフェース、メカニック、ソフトウエアの4つのどれもが優れた製品を開発することは難しい。
 一日も早く、まずは、OSから標準規格化を進めて、日本企業数社での自律型ロボットの独占市場を形成させる必要がある。
 ところで、イタリアのピサ大学と早稲田大学の共同プロジェクトで開発されたディアゴスティーニのマイロボットは1年間継続、部品の供給も在庫がある限りは、1年間続けるらしいが、その後は、継続は難しい。
 という事は、病気やケガにかかるの今の内という事で危険な実験などは早い内に済ましておいた方が、後の対処が簡単になる。
 特にブレインボードやコントロールボード等は、使用中に故障または、劣化の恐れがあるので、予備のものを購入しておいた方が良いかも。イタリアでのプロジェクトが継続されるならば、輸入という手もあるが。

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