平安時代の貴族の日誌のデータベース ― 2007/12/10 23:09
佛教大学のスクーリングで、平安鎌倉期の仏像彫刻史の授業を受けているが、康尚から運慶までの仏像彫刻の流れを延々と3日間・9コマ、10時間半も延々と授業で説明される。
精々150年間位の期間をこれだけ時間をかけて説明して下さる近藤先生は、大変な学識を持たれていると思う。
レポートは、スクーリング終了後10日以内に提出で、これが間に合わないと、全部の時間の出席が徒労に帰す。
あいにく、仕事も忙しく、レポートの課題の文献を捜す時間がない。特に、この時代の仏教芸術を研究するのに必要不可欠な平安期の貴族の日記を図書館で調べるだけで1日は消えてしまう。
良い方法がないだろうか。「ありました。ありました。」というか、本当にこんな楽な方法で資料が検索されて本文まで参照出来るシステムを発見。
東京大学の「古記録フルテキストデータベース」と言う奴で、あまり、変な資料は収載されていないが、小右記、御堂関白記等の資料がある。
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller
画面は定朝で検索した結果画面、ノイズ情報もかなり多いが非常に役に立つ。
でも漢文の解読が大変。私の様な学識がない人間には、その資料の該当箇所を発見するだけも困難だろう。
精々150年間位の期間をこれだけ時間をかけて説明して下さる近藤先生は、大変な学識を持たれていると思う。
レポートは、スクーリング終了後10日以内に提出で、これが間に合わないと、全部の時間の出席が徒労に帰す。
あいにく、仕事も忙しく、レポートの課題の文献を捜す時間がない。特に、この時代の仏教芸術を研究するのに必要不可欠な平安期の貴族の日記を図書館で調べるだけで1日は消えてしまう。
良い方法がないだろうか。「ありました。ありました。」というか、本当にこんな楽な方法で資料が検索されて本文まで参照出来るシステムを発見。
東京大学の「古記録フルテキストデータベース」と言う奴で、あまり、変な資料は収載されていないが、小右記、御堂関白記等の資料がある。
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller
画面は定朝で検索した結果画面、ノイズ情報もかなり多いが非常に役に立つ。
でも漢文の解読が大変。私の様な学識がない人間には、その資料の該当箇所を発見するだけも困難だろう。
指から血がドクドクと ― 2007/12/10 23:22
Nゲージの複線のレイアウトで最近は楽しんでいるが、この大きさでは、プレハブ式にしないと、移動や収納、あるいは、飽きて廃棄する時に難しくなる。
写真の姫路城はプラモデルであるが、土台の山もレイアウトの上に載せてあるだけ。
台座から山塊まで全て発泡スチロール製。
板状の発泡スチロールをカッター等で削り取って山の形に仕上げる。
基礎には、東急ハンズで買って来た岩の感じを出す塗料を下地にスプレーしてから、デザイン事務所で使う、スプレー糊を吹き付けて、その他、土色パウダー、緑パウダーを順番に振りかけて仕上げる。
この後、樹木を数本植え付ける。プラモは、童友社の一番安物の城郭モデル。それでも石垣の塗装とか、天守閣とか壁の組み立てとか、一日では終わらなかった。
土曜日に山のジオラマづくりをやったが、その際にカッターナイフで親指の付け根を鍵裂きの様に切ってしまった。
血がドクドクでる。翌日の佛大のスクーリングも出血が止まらないまま、なんども消毒とかバンドエイドを貼り替えて凌いでいた。
月曜日の今、ようやく血が止まったようだ。作業には気をつけないと....
最近は、財布を無くしたと思ったら家に忘れてあったり、どうも気が緩んでおり危ない危ない。
TVを見ながら、眠りに落ちていたりする。疲れて来ているのだろうか。ロボットの様に電池切れ警報が出ないので判らない。
写真の姫路城はプラモデルであるが、土台の山もレイアウトの上に載せてあるだけ。
台座から山塊まで全て発泡スチロール製。
板状の発泡スチロールをカッター等で削り取って山の形に仕上げる。
基礎には、東急ハンズで買って来た岩の感じを出す塗料を下地にスプレーしてから、デザイン事務所で使う、スプレー糊を吹き付けて、その他、土色パウダー、緑パウダーを順番に振りかけて仕上げる。
この後、樹木を数本植え付ける。プラモは、童友社の一番安物の城郭モデル。それでも石垣の塗装とか、天守閣とか壁の組み立てとか、一日では終わらなかった。
土曜日に山のジオラマづくりをやったが、その際にカッターナイフで親指の付け根を鍵裂きの様に切ってしまった。
血がドクドクでる。翌日の佛大のスクーリングも出血が止まらないまま、なんども消毒とかバンドエイドを貼り替えて凌いでいた。
月曜日の今、ようやく血が止まったようだ。作業には気をつけないと....
最近は、財布を無くしたと思ったら家に忘れてあったり、どうも気が緩んでおり危ない危ない。
TVを見ながら、眠りに落ちていたりする。疲れて来ているのだろうか。ロボットの様に電池切れ警報が出ないので判らない。
日本の名城が、「景観破壊」の風景 ― 2007/12/11 23:42
今日も、少しだけレイアウトをいじった。
城のプラモは半完成でほったらかし。
トミックスの安物の商店街とかビル、セブンイレブン等を並べると何やら不調和な街が出来て来た。
「景観破壊」といわれそうだが、この方が現代的な感じもする。
住民運動が起きるだけの街も完成していない。
樹木も差し込むだけの簡単タイプをかった。
全てがボードの上になっているだけの簡易レイアウトなので、いつでも簡単に模様替えできる。
こんなアンチョコな楽しみ方があっても良いと思う。
走行風景のビデオ
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/NFUKUSEN.wmv
城のプラモは半完成でほったらかし。
トミックスの安物の商店街とかビル、セブンイレブン等を並べると何やら不調和な街が出来て来た。
「景観破壊」といわれそうだが、この方が現代的な感じもする。
住民運動が起きるだけの街も完成していない。
樹木も差し込むだけの簡単タイプをかった。
全てがボードの上になっているだけの簡易レイアウトなので、いつでも簡単に模様替えできる。
こんなアンチョコな楽しみ方があっても良いと思う。
走行風景のビデオ
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/NFUKUSEN.wmv
フィッシング詐欺を体験! ― 2007/12/13 09:12
ヤフーから「登録情報のご確認と変更のご案内」というメールが来ていた。
いつものメールの宛先と違いおかしいと思った。
「変更確認のページ」というURLをクリックしたら、私のカード番号(最後の4桁のみ)とか住所とかが既に記載されているが、ウォレットの暗証番号が空欄となっていた。
恐くなったので、そのままURLを閉じて、ヤフーに連絡したら、その様なメールを送った事はないという。
既に、私のIDとパスワードは既に破られている可能性があるので、急遽変更した。しかし、何故、かなり詳しい情報が漏れてしまっているのだろう。
先日、落札した商品についての取引先から連絡メールが入ったが、それには、入力していないのに住所等の個人情報があらかじめ登録されていた。
つまり、ヤフオクで落札した相手には、氏名、住所等の情報が予め連絡される仕組みになっているらしい。オークション詐欺を防止する為の対策らしいが、それがかえって情報漏洩につながっていると思う。
オークションは不特定多数の人間との取引になるので、当然、悪意がなくてもその取引先にスパイウエアが入っておれば、外部に個人情報が流出してしまう。
既にセキュリティは企業の保証範囲を超えているのだろう。今後もオークションを続けていくのか、更には、インターネットでの商品の購入等を行うべきか考えさせられる事件だった。
いつものメールの宛先と違いおかしいと思った。
「変更確認のページ」というURLをクリックしたら、私のカード番号(最後の4桁のみ)とか住所とかが既に記載されているが、ウォレットの暗証番号が空欄となっていた。
恐くなったので、そのままURLを閉じて、ヤフーに連絡したら、その様なメールを送った事はないという。
既に、私のIDとパスワードは既に破られている可能性があるので、急遽変更した。しかし、何故、かなり詳しい情報が漏れてしまっているのだろう。
先日、落札した商品についての取引先から連絡メールが入ったが、それには、入力していないのに住所等の個人情報があらかじめ登録されていた。
つまり、ヤフオクで落札した相手には、氏名、住所等の情報が予め連絡される仕組みになっているらしい。オークション詐欺を防止する為の対策らしいが、それがかえって情報漏洩につながっていると思う。
オークションは不特定多数の人間との取引になるので、当然、悪意がなくてもその取引先にスパイウエアが入っておれば、外部に個人情報が流出してしまう。
既にセキュリティは企業の保証範囲を超えているのだろう。今後もオークションを続けていくのか、更には、インターネットでの商品の購入等を行うべきか考えさせられる事件だった。
久しぶりの火星撮影だけど... ― 2007/12/14 23:19
今日は、帰宅中に空を見上げたら珍しく火星が見えたので、望遠鏡を出して急遽撮影。
実際に倍率を上げてみると気流が乱れて、焦点さえフラフラする状態で透明度も悪い。
いいわけの様に聞こえるが、この程度の画像となってしまった。
また、ちょうどこの撮影時点(午後8時40分)には、めぼしい模様も見られず、残念。
今年の火星接近は、気流の動きが激しい冬であり、条件は悪い。また、それに寒い!
実際に倍率を上げてみると気流が乱れて、焦点さえフラフラする状態で透明度も悪い。
いいわけの様に聞こえるが、この程度の画像となってしまった。
また、ちょうどこの撮影時点(午後8時40分)には、めぼしい模様も見られず、残念。
今年の火星接近は、気流の動きが激しい冬であり、条件は悪い。また、それに寒い!
KATOとTOMIX ― 2007/12/17 23:30
Nゲージの簡易レイアウト、徐々にそれらしくなってきている。今回は、複線駅を入れた。
KATOの製品で6千円位する。鉄道模型のこういった駅とかホームとか住宅等のストラクチャーは、KATOかTOMIXと言う事になるが、KATOの方が格段に価格は高い。
造りもKATOの方が精細に凝っている。一方、トミックスの方は簡素で、これも結構、模型の素朴な面白さが楽しめる。
今回買った複線駅は、実は欠陥がある。それは、曲線から直接複線駅を接続した場合には、車両がホームの一部に接触する。
ビデオでも音が出ているのは、この為だ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/NFUKUSEN.wmv
哀しいのは、この程度の大きさでは、全車両が入りきる駅のレイアウトを作る事は無理な事だ。
Bトレインショーティなどの縮小版モデルもあるが、私は、どうも、このタイプのモデルは好きになれない。
KATOの製品で6千円位する。鉄道模型のこういった駅とかホームとか住宅等のストラクチャーは、KATOかTOMIXと言う事になるが、KATOの方が格段に価格は高い。
造りもKATOの方が精細に凝っている。一方、トミックスの方は簡素で、これも結構、模型の素朴な面白さが楽しめる。
今回買った複線駅は、実は欠陥がある。それは、曲線から直接複線駅を接続した場合には、車両がホームの一部に接触する。
ビデオでも音が出ているのは、この為だ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/NFUKUSEN.wmv
哀しいのは、この程度の大きさでは、全車両が入りきる駅のレイアウトを作る事は無理な事だ。
Bトレインショーティなどの縮小版モデルもあるが、私は、どうも、このタイプのモデルは好きになれない。
今度は肺炎か。でも忙しい。 ― 2007/12/17 23:49
佛教大学のスクーリングは、12月第3週まで無事完了。
この間のスクーリングは、先生が体調を崩してお休み。急遽、小野田先生がピンチヒッターで、私は、チベット仏教等の興味が非常にあるので、ラッキーだと思った。
同じクラスの中でもインフルエンザで欠席されていたり、今年の冬スクは大変だ。
残り、23~24日で終わり。これで仏教芸術コースのスクーリングは全部こなした事になる。
今日は、午後から病院で診断を受ける。ステロイド剤は、残り1週間の服用で治療は完了。
先生から、「大分長くかかったけれど、これで一区切りという事にしよう。」とのご託宣。有り難い。
でも、実は、スクーリングの授業を受けていて悪寒が走るので、アスピリンで凌いでいたら、今日になって更に症状が悪化。
その後、内科の主治医に診てもらうと「肺炎を起こしているね。ステロイド剤で抵抗が落ちているためかも。」
抗生物質その他の薬をもらって帰宅。
その後は、昨日の仏教芸術資料研究の宿題のレポートにとりかかる。
絵巻物を1作品選択して、その詞書とイメージの関係について論じるというのがテーマである。
面倒くさいので、卒論に取りあげている国宝源氏物語絵巻から最も、詞書が判りやすいと思った橋姫巻について書くことにした。
病院で順番を待っている間にメモ帳に文章のアウトラインは書き付けてあるので、その設計図に従って、サッサと書いていった。
最初は、作品の説明、流麗な筆致で書かれている詞書の翻字の作業。敢えて改行もそのままにする。
その後、青表紙本の校合。詞書と異なっている部分をマーキングして指摘する。
結構、絵巻の詞書と異なっている部分が多い。美し→ろうたし等の形容詞が多い。
定家本は、混合本文、詞書は、12世紀後半に宮中で一般に読まれていたテキストで、こちらの方が古体を残している。
この点について、更に調査すれば、鎌倉時代以前の源氏物語の本文の性質等判る可能性もある。
その後、現代語訳。この作業も久しぶりで楽しい。一部は意訳をせざるを得ないところもあった。
次に、絵巻物に相当する箇所をマーキングする。
その過程で、絵巻の構図は、源氏物語作品本文の場面への視点導入と同じ順序と方向になっている事を発見し、面白かった。
最後にまとめを書いて、文章の部分は終わり。残りの作業は、レポートに貼り付ける画像の処理だが、これは、明日に回す。
9時30分になったので、望遠鏡を持ち出して火星を観測、今日も、模様が少ない部分しか見えていないが、北極冠が急激に拡大している事を写真で認められた。
火星の写真の画像処理の後は、鉄道模型の複線駅の組み立てと、何時もなにか作業をしている感じ。
疲れた、疲れた。
この間のスクーリングは、先生が体調を崩してお休み。急遽、小野田先生がピンチヒッターで、私は、チベット仏教等の興味が非常にあるので、ラッキーだと思った。
同じクラスの中でもインフルエンザで欠席されていたり、今年の冬スクは大変だ。
残り、23~24日で終わり。これで仏教芸術コースのスクーリングは全部こなした事になる。
今日は、午後から病院で診断を受ける。ステロイド剤は、残り1週間の服用で治療は完了。
先生から、「大分長くかかったけれど、これで一区切りという事にしよう。」とのご託宣。有り難い。
でも、実は、スクーリングの授業を受けていて悪寒が走るので、アスピリンで凌いでいたら、今日になって更に症状が悪化。
その後、内科の主治医に診てもらうと「肺炎を起こしているね。ステロイド剤で抵抗が落ちているためかも。」
抗生物質その他の薬をもらって帰宅。
その後は、昨日の仏教芸術資料研究の宿題のレポートにとりかかる。
絵巻物を1作品選択して、その詞書とイメージの関係について論じるというのがテーマである。
面倒くさいので、卒論に取りあげている国宝源氏物語絵巻から最も、詞書が判りやすいと思った橋姫巻について書くことにした。
病院で順番を待っている間にメモ帳に文章のアウトラインは書き付けてあるので、その設計図に従って、サッサと書いていった。
最初は、作品の説明、流麗な筆致で書かれている詞書の翻字の作業。敢えて改行もそのままにする。
その後、青表紙本の校合。詞書と異なっている部分をマーキングして指摘する。
結構、絵巻の詞書と異なっている部分が多い。美し→ろうたし等の形容詞が多い。
定家本は、混合本文、詞書は、12世紀後半に宮中で一般に読まれていたテキストで、こちらの方が古体を残している。
この点について、更に調査すれば、鎌倉時代以前の源氏物語の本文の性質等判る可能性もある。
その後、現代語訳。この作業も久しぶりで楽しい。一部は意訳をせざるを得ないところもあった。
次に、絵巻物に相当する箇所をマーキングする。
その過程で、絵巻の構図は、源氏物語作品本文の場面への視点導入と同じ順序と方向になっている事を発見し、面白かった。
最後にまとめを書いて、文章の部分は終わり。残りの作業は、レポートに貼り付ける画像の処理だが、これは、明日に回す。
9時30分になったので、望遠鏡を持ち出して火星を観測、今日も、模様が少ない部分しか見えていないが、北極冠が急激に拡大している事を写真で認められた。
火星の写真の画像処理の後は、鉄道模型の複線駅の組み立てと、何時もなにか作業をしている感じ。
疲れた、疲れた。
辛うじてレポートを書き上げたが ― 2007/12/19 00:02
先週の日曜日で終わった日本美術史資料研究と仏教芸術資料研究の
レポートをなんとか仕上げた。
読み返してみると、間違いが多く、体調が悪いとこんなものかと思う。源氏物語の橋姫の巻の視点導入を図をコンピュータで作図したが、これが旨く出来ない。それでも合計10枚位のレポートをプリンタで出力して、表紙をつけてホッチキスで閉じて出来上がり。
参考文献や注釈等の書き方もまずい部分が目立った。
卒業論文も源氏物語絵巻を取りあげるが、やはり、全ての場面について、詞書の本文校異から、解釈、画面との対照、構図との関連について分析を行う必要があると感じた。
同じ、橋姫の巻でもやはり、国宝源氏物語と近世土佐派では、雲泥の出来具合の差があり、近世の作品は、比較として使用するか、もしくは、良くても、国宝源氏物語に選択されていない場面等を調べる時に利用する程度にとどめておいた方が良いかも知れない。
現在、国宝源氏物語は、詞書の書風から、10巻本に分類されているが、詞書のテキスト分析を行う事で、果たして、現在の分巻が正しいのかそうでないのかを判断する材料にも使用出来る事に気がついた。これも論文にまとめて、国文学として発表しても、それなり、価値があると思う。恐らく既に先行研究などもあると思うが、骨の折れる作業だけに目先の派手さを追う研究が多いこの分野だけに案外穴場かも知れない。
レポートをなんとか仕上げた。
読み返してみると、間違いが多く、体調が悪いとこんなものかと思う。源氏物語の橋姫の巻の視点導入を図をコンピュータで作図したが、これが旨く出来ない。それでも合計10枚位のレポートをプリンタで出力して、表紙をつけてホッチキスで閉じて出来上がり。
参考文献や注釈等の書き方もまずい部分が目立った。
卒業論文も源氏物語絵巻を取りあげるが、やはり、全ての場面について、詞書の本文校異から、解釈、画面との対照、構図との関連について分析を行う必要があると感じた。
同じ、橋姫の巻でもやはり、国宝源氏物語と近世土佐派では、雲泥の出来具合の差があり、近世の作品は、比較として使用するか、もしくは、良くても、国宝源氏物語に選択されていない場面等を調べる時に利用する程度にとどめておいた方が良いかも知れない。
現在、国宝源氏物語は、詞書の書風から、10巻本に分類されているが、詞書のテキスト分析を行う事で、果たして、現在の分巻が正しいのかそうでないのかを判断する材料にも使用出来る事に気がついた。これも論文にまとめて、国文学として発表しても、それなり、価値があると思う。恐らく既に先行研究などもあると思うが、骨の折れる作業だけに目先の派手さを追う研究が多いこの分野だけに案外穴場かも知れない。
全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン第9戦編 ― 2007/12/19 00:17
先日、このブログに書いたパナソニックのデジカメ、LUMIXFZ18を使用した全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン第9戦編 の撮影会を紹介するページが掲載され、私が撮影した写真も掲載されている。
http://lumixclub.jp/event/fz2007/report/report4.html
それにしても私の写真が一番下手だと思う。田村弥先生の写真は、同じカメラではなくて何かズルをしたのかと思わせる程、車体に光沢があり、スピード感なども全然違う。
今から思えば、当日は、シャッター優先モードで1/800で撮影したが、これよりもシャッター速度を落とした方が速度感が出せたかも知れない。
参加者の作品でカーブの部分が多いのは、ここではかなり速度を落としているので別に流し撮りを意識しなくても被写体を収めやすいから。
流し撮りが一番、参加者でうまく出来ているのは、minoさんの作品か。また、速度感のある撮影をしてみたくなった。
http://lumixclub.jp/event/fz2007/report/report4.html
それにしても私の写真が一番下手だと思う。田村弥先生の写真は、同じカメラではなくて何かズルをしたのかと思わせる程、車体に光沢があり、スピード感なども全然違う。
今から思えば、当日は、シャッター優先モードで1/800で撮影したが、これよりもシャッター速度を落とした方が速度感が出せたかも知れない。
参加者の作品でカーブの部分が多いのは、ここではかなり速度を落としているので別に流し撮りを意識しなくても被写体を収めやすいから。
流し撮りが一番、参加者でうまく出来ているのは、minoさんの作品か。また、速度感のある撮影をしてみたくなった。
ベーオウルフ、おぞましい怪物退治の深層 ― 2007/12/19 23:26
『中世イギリス英雄叙事詩 ベーオウルフ』(忍足欣四郎訳,岩波文庫)
最近、映画で上演されているが、おぞましいようなポスターを見るだけで、見に行く気にはなれない。しかし、内容を含めて、いずれは映画化されると思っていた。
以下は公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
監督は、おなじみのロバート・ゼメキスで「リング」と「300」がひとつになったこの壮大なファンタジー」という惹句に興味を覚える人はいるだろうか。
時代設定を中世にして、ヒロインが怪物達を退治するタイプの話は、これまで何度もロールプレイゲーム等も取りあげられてきた題材だ。こうしたものに慣らされているとさして新鮮な驚きを感じないかも。
元々は吟遊詩人に語られるべき中世イギリス英雄叙事詩で、文学ジャンルとしては、「語り物」という事になるか。
興味深いのは、この伝本は、大英図書館に保存されている写本1冊だけで孤本という点である。語り物ゆえに書物として保存される価値はなかったのだろう。
1753年に大英図書館に入る前には、1731年にコットン文庫に収められていたが、不幸にも火災に遭い多くの写本が焼失したと言う。この本は奇跡的に救い出された1冊でもある。
その遙か前には、サジックの修道院に保存されていた。2人の写字生によってコツコツと写しとられたおかげで、私たちは、ベーオウルフの作品に触れる事が出来る。
遙か30年近く前に大学の中世英文学史の授業を受け、その時にこの作品の事を聞いた事がある。成立は、7~8世紀頃のことだと見られる。
忍足氏の訳は、残念ながら現代語であり、古詩の面影を良く伝えておらず、散文的である。例えば、グレンデルが腕をもぎ取られる部分は、
「重ね来たった者は、自らの身体の自由が効かずして、ヒイェラーク王の勇敢なる親族におのが手をしっかと掴まれているのを知った。おぞましき悪霊は、身に激痛を味わった。彼の肩には、大きなる傷があらわとなり、腱はぶっつりと切れ、肉は弾けた。」
これでは面白くない。次の文章を読んで欲しい。
「俄に虚空掻き曇り、杜の上に物立駆ける様に見えけるが、空より、綱が鬢髪を掴みて、中に取り手ぞ上がりける。(綱)、件之太刀を抜きて、虚空を払い切りにぞ載せたりける。雲の上にあっという音して、血の顔に颯(さっ)とかかりけるが、毛の生えたる手の指に有りて、熊の手のごとくなるを。」
この方がずっと緊迫感があるだろう。ところで、綱とは誰の事だろう。清和源氏頼光の郎党、渡辺綱の事である。文章は、太平記巻三十二の「鬼丸鬼切事」から引用したものである。
この挿話は、ベーオウルフと太平記の中の逸話にそっくりの話が出てくる点については、私がお世話になっている佛教大学の黒田彰先生の論文「中世学問の世界と『太平記』」に、指摘されており、既に日本では、昭和初期の先行研究にも出てくる。また、英文学者がベーオウルフの側から「ベーオウルフがデネの宮廷を悩ます食人鬼グレンデルと戦ってその腕を奪い、更にグレンデルの母親が宮廷の重臣を殺したので、沼の底に女性を埋めると言う話が渡辺綱の有名な鬼神退治の話と妙に似たところがある。」との指摘もされている。但し、この様な類話は、202種も指摘されており、日本の太平記の記述との類似のその一つという事だがあまりにも類似しすぎている。特に、「鬼の腕切」+「母親の復讐」と2つの話形が結合した形で伝達されているという点から見れば、その伝達ルートはかなり、短距離であったとも見る事が出来る。
8世紀の中世初期のイギリスで成立した伝説が、凡そ400~500年の時空を経て中世後期の日本に伝来し、それは、かなり直接的であった可能性もある。ローマ時代を別として、東洋と西欧が接近した時代は、大きく分けて3期ある。第1期は、8~9世紀のヴァイキングの時代、第2期は、モンゴル帝国の時代、第3期は、大航海時代である。日本にベーオウルフが伝達した時代について第3期は、時期が異なるから外して、第2期についても、話型の日本化と平家の滅亡を契機に顕在化した剣譚との結合が太平記に見られる事から、こうなるまでには少なくとも2~300年は経過していると見れば、一番可能性が強いのは、第1期である。つまり、北極ルートで、シベリア、ツングース、渤海等から奥州へ伝達されたと言う可能性もあるのではないだろうか。
更に黒田先生の論でもそれ程、考慮されていないが、この伝説が源氏に非常に関わりが深い点である。源平盛衰記等でも奥州藤原氏と源氏の関係が非常に強い事等が、奥州経由で伝達したとすれば、これも第2期の北方ゲルマン、奥州伝播説の妥当性が強まるのではないだろうか。
映画のべーオ・ウルフでは、この印象的なシーンがどの様に描かれているのかについては、少し、見てみたい気もする。
最近、映画で上演されているが、おぞましいようなポスターを見るだけで、見に行く気にはなれない。しかし、内容を含めて、いずれは映画化されると思っていた。
以下は公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
監督は、おなじみのロバート・ゼメキスで「リング」と「300」がひとつになったこの壮大なファンタジー」という惹句に興味を覚える人はいるだろうか。
時代設定を中世にして、ヒロインが怪物達を退治するタイプの話は、これまで何度もロールプレイゲーム等も取りあげられてきた題材だ。こうしたものに慣らされているとさして新鮮な驚きを感じないかも。
元々は吟遊詩人に語られるべき中世イギリス英雄叙事詩で、文学ジャンルとしては、「語り物」という事になるか。
興味深いのは、この伝本は、大英図書館に保存されている写本1冊だけで孤本という点である。語り物ゆえに書物として保存される価値はなかったのだろう。
1753年に大英図書館に入る前には、1731年にコットン文庫に収められていたが、不幸にも火災に遭い多くの写本が焼失したと言う。この本は奇跡的に救い出された1冊でもある。
その遙か前には、サジックの修道院に保存されていた。2人の写字生によってコツコツと写しとられたおかげで、私たちは、ベーオウルフの作品に触れる事が出来る。
遙か30年近く前に大学の中世英文学史の授業を受け、その時にこの作品の事を聞いた事がある。成立は、7~8世紀頃のことだと見られる。
忍足氏の訳は、残念ながら現代語であり、古詩の面影を良く伝えておらず、散文的である。例えば、グレンデルが腕をもぎ取られる部分は、
「重ね来たった者は、自らの身体の自由が効かずして、ヒイェラーク王の勇敢なる親族におのが手をしっかと掴まれているのを知った。おぞましき悪霊は、身に激痛を味わった。彼の肩には、大きなる傷があらわとなり、腱はぶっつりと切れ、肉は弾けた。」
これでは面白くない。次の文章を読んで欲しい。
「俄に虚空掻き曇り、杜の上に物立駆ける様に見えけるが、空より、綱が鬢髪を掴みて、中に取り手ぞ上がりける。(綱)、件之太刀を抜きて、虚空を払い切りにぞ載せたりける。雲の上にあっという音して、血の顔に颯(さっ)とかかりけるが、毛の生えたる手の指に有りて、熊の手のごとくなるを。」
この方がずっと緊迫感があるだろう。ところで、綱とは誰の事だろう。清和源氏頼光の郎党、渡辺綱の事である。文章は、太平記巻三十二の「鬼丸鬼切事」から引用したものである。
この挿話は、ベーオウルフと太平記の中の逸話にそっくりの話が出てくる点については、私がお世話になっている佛教大学の黒田彰先生の論文「中世学問の世界と『太平記』」に、指摘されており、既に日本では、昭和初期の先行研究にも出てくる。また、英文学者がベーオウルフの側から「ベーオウルフがデネの宮廷を悩ます食人鬼グレンデルと戦ってその腕を奪い、更にグレンデルの母親が宮廷の重臣を殺したので、沼の底に女性を埋めると言う話が渡辺綱の有名な鬼神退治の話と妙に似たところがある。」との指摘もされている。但し、この様な類話は、202種も指摘されており、日本の太平記の記述との類似のその一つという事だがあまりにも類似しすぎている。特に、「鬼の腕切」+「母親の復讐」と2つの話形が結合した形で伝達されているという点から見れば、その伝達ルートはかなり、短距離であったとも見る事が出来る。
8世紀の中世初期のイギリスで成立した伝説が、凡そ400~500年の時空を経て中世後期の日本に伝来し、それは、かなり直接的であった可能性もある。ローマ時代を別として、東洋と西欧が接近した時代は、大きく分けて3期ある。第1期は、8~9世紀のヴァイキングの時代、第2期は、モンゴル帝国の時代、第3期は、大航海時代である。日本にベーオウルフが伝達した時代について第3期は、時期が異なるから外して、第2期についても、話型の日本化と平家の滅亡を契機に顕在化した剣譚との結合が太平記に見られる事から、こうなるまでには少なくとも2~300年は経過していると見れば、一番可能性が強いのは、第1期である。つまり、北極ルートで、シベリア、ツングース、渤海等から奥州へ伝達されたと言う可能性もあるのではないだろうか。
更に黒田先生の論でもそれ程、考慮されていないが、この伝説が源氏に非常に関わりが深い点である。源平盛衰記等でも奥州藤原氏と源氏の関係が非常に強い事等が、奥州経由で伝達したとすれば、これも第2期の北方ゲルマン、奥州伝播説の妥当性が強まるのではないだろうか。
映画のべーオ・ウルフでは、この印象的なシーンがどの様に描かれているのかについては、少し、見てみたい気もする。




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