本当の貧者のことを考える政党は、日本には存在しないのだ2009/08/02 23:09

なんと再び出血!
1万2千円の注射って嘘だったのか。
やはり癌かも知れない。それならば、早い目に
死んでしまいたい気持ちにかられる。

ローンとか年金とかそんな計算ばかり毎日する様になってしまった。
老後の年金生活の計算を今日もやっていた。

年金支給は、月11万8000円だが、所得税が2万円程、諸々の保険料が1万円程度を引くと8万8000円ということになる。

これから家賃が最低が1万~1万5千円位なので、生活費は、7万3000円ということになる。

「これって、生活保護の対象じゃないの。」ということで、生活保護支給基準となる最低生活費というのを計算してみると、

 条件75歳以上の高齢単身者を対象にしている。

 家族持ちはこれよりも、多い、偽装でも良いからやはり、結婚しておくべきだ。つまり、単身者2名分より、夫婦、扶養家族の関係の方が支給額が増えるし、保護申請も通りやすい。ニュース等で単身者の餓死が報じられ、生活保護申請を断られたというのが多いが、実際、単身者が申請しようとしても、福祉関係の人や、NPO等第3者の方と一緒に窓口を訪れないと、先ず却下されるだろう。だから、これは、うまくいった場合の話である。

1類 32690円
2類 43910円
合計 76600円

住宅補助が13000円以内ということなので、これで計算すると、
基準生活費合計89600円ということになる。税金と保険料を差し引いた手取り額が、8万8000円なので、生活保護基準以下ということになる。

オーバーする分が扶助額から差し引かれるので、この限りではない。

つまり、私の様な零細企業に勤めて高齢者単身で75歳を過ぎると、自費で生活するよりも、生活保護を受けた方がお得ということになる。

○まともに働いて年金を払っていても単身者は、生活保護並みの生活費しか受け取れないのが現状。生活保護費の設定が、増税前、保険制度改悪前の基準のままに据え置かれているのでこんなことになる。

生活保護基準の高齢単身者住宅がどんなものかみてみると、
基準以内の家賃1万3000円の賃貸物件というと、こんな感じになる。
http://www.cjs.ne.jp/search4/detail/1612388.html

 風呂無しトイレ共同4畳半ということになる。

 やはり風呂がある部屋に住みたいとなると、
http://www.cjs.ne.jp/search4/detail/31160.html
で共益費込みで1万8000円ということになる。

 保護を受けずにこの家で暮らすとなれば、生活費が7万円を切ってくる。「それでも自由な方が良いじゃないか。」と言えば、これにはワナがあり、果たして、ヨボヨボの高齢者に対して、契約を更新してくれるかということである。

 もし、家賃を払わずに済む家(自前)があれば、固定資産税の減免措置等の申請が通れば、8万円以上の生活費が確保出来る。これでようやく生活可能ということになる。

 つまり、生活保護の基準額や年金生活者の所得税控除、どれをとっても単身高齢者にとって不利な条件ばかりであり、現在の生活保護のシステムでは、不十分であり、単身高齢者向けの制度を制定しないと、大変なことになってしまう。

 今の30代位までのことは、未来のことを考える余裕がないフリーターの人が大部分なので、年金料さえも支払っていない。こんな人達が、老齢に達した時には、私よりもひどい状況になると思うし、年金制度自体が崩壊してしまう(財源がないので。)

そうなれば、生活費の確保さえ出来なくなってしまう。

自営業の人、もしくは、これに近い職業の人は、「年をとっても十分にやっていけるで、賃貸も借りられるし、家なんかかっても無駄や。」ということになるが、60歳定年、収入がパッタリ途絶え、恐らく退職金もないだろう零細企業のサラリーマンは、そうはいかない。その後、働くにしても、職等見つかる筈もない。

 衆議院選挙に各党施策方針を掲げているが、貧乏独身サラリーマンの現状、将来のこういった状況に言及しているところはない。共産党にしたって、中小企業を優遇するとか昔の自民党の様なことを言い、候補者の街頭演説では、オバマ大統領の政策を支持する様な馬鹿な発言をする候補者がいる。

 本当の貧者のことを考える政党は、日本には存在しないのだと思う。