一刻も早く「次期新型インフル」への対策を実施すべき2010/09/02 14:10

ついに全人類への脅威がこの世に現れた。

高病原性鶏インフルエンザが、ついに、人間への感染力を獲得したことが確認されたのだ。

昨年流行した2009年型新型インフルエンザは、H1N1亜型というタイプで致死率はそれ程高くなかったが、この程、H5N1型のウイルスが鶏→豚→人間の感染能力を獲得したという報告されている。

http://www.asahi.com/science/update/0901/TKY201008310544.html

H5N1に感染した場合には、2009年型に比べて致死率は、100倍近くに上がる。

呼吸中枢がウイルスに犯されて即死・酸欠死(鶏タイプ)である。H1N1は、呼吸障害や脳症を発生される場合もあるが、H5N1は、直接呼吸中枢を攻撃する。

http://ja.wikipedia.org/wiki/H5N1%E4%BA%9C%E5%9E%8B

スペイン風邪の数倍という致死率は、パンデミックともなれば、1つの文明を滅ぼしかねない脅威である。

ウイルスの生命力は凄まじく37℃で6日間、感染力を持ち続けることが出来る。

ウイルスは、脳、神経、肺、消化管、肝臓、血球等全身に影響を与える。

感染力で危惧されるのは、新型インフルエンザは、呼吸系に増殖力が限定されたが、全身の臓器で繁殖可能なので、感染力は、極めて強い。

感染後の発症も速く、多くの場合は、風邪の症状さえも示さず、消化管からリンパ節、全身に毒素が回って死に至る。

タミフルは一定の効果を発揮するが、新型インフルほどではない。このウイルスを防ぐには、ワクチンしかない。

WHOは、先日、新型インフル終息宣言を出して、世界中が安心しているが、その安心が油断につながると大変なことになる。

特に、予防薬、治療薬の国産ラインが、既に民主党政府によって、削減されているが、H5N1「次期新型インフルエンザ」の流行に備えて準備を始める必要がある。

前回、水際作戦を試みたが効果は、全くなかった。すなわち、ワクチンとタミフル以外には、頼りになるものはない。

「代表選挙」などに浮かれている暇があれば、緊急予防対策会議を開くべきである。

事態は一刻も猶予を許さない。

コメント

トラックバック