久しぶりの名鉄2006/11/16 09:12

ルミックスFZ7 Pモードで撮影

久しぶりに名古屋出張で名鉄に乗った。

名古屋から東岡崎までの特急指定席で、μカードと言う特別乗車券が余分に必要になる。関西の私鉄と違って、こうした差別化が商売に結びついているらしい。

100キロ前後のスピードなので阪急京都線とそれ程変わらないが、車体の揺れはこちらの方が格段に少ない。座席も余裕があり乗り心地はこちらの方が上。

帰りも同じ列車に乗ったが、普通車でこちらは、山陽電鉄や近鉄奈良線と同じ位の快適度か。

普通乗車料金650円は高いと思う。

レトロ調2006/11/16 18:19

IXYDIGITAL70で撮影 高感度モード
ZJゲージのレイアウトは、線路柵の設置以外は、大きな進歩はない。
保線も走らせる都度、必要で、いじりすぎて更に状態を悪くしてしまったり、
大変です。

安定して走らせられるのは何時の日やら。
阪急10型を走らせてみた。
昔の電車にしては、速度が出過ぎと言う感じがする。
また、車両の長さが短くないので、縦長頭でっかちで
いささか格好が悪い。小型動力車等の台車が発売されれば、
かなりリアルなものが出来ると思うが今は無理でしょう。

レトロ調でデジカメ撮影した。ミニチュアの場合はあまり感じが出ない。
このIXYDIGITAL70を始め、大抵のカメラでこのセピアモードがついて
いるが、殆ど活用していない。

誤解された仏教2006/11/18 21:25

電車の中でカバーをつけずに読んでいたので痛んでいる。
今日は、本当は、平曲の公演が佛教大学アジア宗教文化センターであって、関山名誉教授が解説されると言う事で上京したかったが、天気も悪く、日もささずのクラーイ朝だったので、ブルーな気持ちになって一日中家に閉じこもって本を読んでいた。

『誤解された仏教』(秋月龍珉著 講談社学術文庫)を電車の車内で読んでいたが、後半になって判らない箇所が出てきて読み終わらないで難儀していたのを一応最後まで読み通しというか、頁をめくり終わった。

たしかに、梵我一如論や現在の「葬式仏教」の教義ともいえる輪廻転生を釈迦は認めていない言う考え方にはうなずけるが、更にもう1歩踏み込んで欲しかった。


その点、今夏、佛教大学のスクーリング「ブッダの教え」を担当された松田 和信先生の講義では、果たして仏教とは、宗教なのか思想なのか、釈迦は宗教者になる事を目指されたのか、それとも、もっと現実的な方法を覚り、人を導かれたのかと言う点を考えさせられた。

「誤解された仏教」では、たしかにこれ以外に「なるほど!」と考えさせられたところでは、

・釈迦の覚りとは、「縁起の理法を悟った」と、説明している仏教学概論の教科書や先生方から「正法」を学ぶ事は出来ない。例え、所謂、学識者よりも、毎日の修行の中で、例え、「ノミのキンタマ・・・・」程度でも本当の覚りを得た師以外から学ぶ事は意味がない。
と言う点も、首肯すべき点はあると思う。私も岩波文庫の『仏陀の言葉』等を読み進み、幾つかの仏陀の生涯について記した概説書を読む限りでは、釈迦の覚りは、理によるものではなくて、直感による覚りであったと考える。釈迦は、梵天勧請が本当にあったかどうかは知らないが、恐らく、周囲の者達から教えを請われる中で、「ことば」で説法する段階で、「五蘊」、「四諦」や「縁起」等の語彙を考えられたのだと思う。そうして、恐らく、「ことば」から始まったのだと考える。だから、仏大のレポートでも「ことば」を重視して書いた。「理屈」は、ことばの結びつき・相互関係を表したもので、それ自体は、意味が無いと考える。しかし、前に書いた通りレポートの評価は最低であった。

まぁ、こういって点では関心したが、後半は、やはり大乗、特に禅の立場から空論や唯識論について説明されているが、これは、難しくて理解出来なかった。また、最後の方で、「日本人の霊性」が民俗としての自覚は、中世以降になると書かれているが、日本の思想史の中に出てくる文献、例えば『霊異記』等を見ても、少なくとも奈良末期から平安時代初期には、民衆レベルでも「霊性」については自覚しているととれる説話を見いだす事が出来るので、これは誤りと思う。

結局、最初の数章は非常に面白いが、それ以降は、あまり、読んでも意味がないと思う。

最近の大学2006/11/21 22:57

今日も仕事で名古屋に行った。

名古屋大学でのエコフィードのシンポジウムの取材。
エコフィードとは、食品工業の副産物や企業や一般
家庭からの生ゴミを飼料として資源再利用して、
再び私たちの食卓を飾るお肉やハム等に生まれ変
わらせるプロジェクト。(仕事のことなのでここでは、
あんまり書けない。)

名古屋大学は、地下鉄東山線他を乗り継いで、
名古屋駅から20分位の距離にある。

驚いたのは、地下鉄の駅入り口が21世紀風である事。
21世紀風と言うのは、ロボットが出てくるAIと言う映画
に出てきたロボットだけが生存する世界の構成物の様に
立体の輪郭以外の余計なものを省いた構造。

40世紀の世界は、氷河に覆われていて、その隙間を
透明立体形状の飛翔体が進んでいくようなイメージ。

遠くからみれば、空の光を反射するので、立体の存在
を認識する事も難しく、これが駅なんだと判ったのは、
駅のマークを見て辛うじてだった。

それにしても、構内は広く、さすがは国立の総合大学
だと思った。自動車通学OKなのか、スポーツカーとか
色々な車が止まっている。

校舎も新しく、どこかの先端企業のオフィスと見まがう
程、科学系の研究棟の存在感がある。
シンポジウムの野依記念会館も透明なガラスに覆われ
ていて、凄く綺麗。東大の農学部の記念講堂を以前、
訪れた事があるが、そこは、間伐材を再利用した、
質素なのか、新しいコンセプトなのか判らない建物
であったが、これは、対照的で人工の極致と言う感じ
がした。

私が20年以上前に卒業した私学の校舎はボロボロで
打ちっ放しのコンクリートもところどころ朽ち果てかけて
いて、その状態が更に10年以上は続いた。
その後は、120周年記念事業とかで新しいキャンパス
が建て増しされているが、名古屋大学の様な
未来カラーによる統一性はない。

また、京大や阪大のキャンパスもここに比べると
ボロイ(すんません)感じがする。

さすが、名古屋は、経済的に繁栄しているなと感じた。
私が今、通信教育で学んでいる佛大とは、月とすっぽ
んの感じがした。でも、見るからに、授業料は高そう
なので、私には、縁が薄いところだと感じた。

こういった学校で何が学べるのだろうか。
これ位でないと産学共同プロジェクトとか企業の支援
とか受けにくいので、最先端のイメージが必要なんだろうな。

メルクリン増結2006/11/23 21:34

CANONIXYDIGITAL70で撮影
今日も、レイアウトをいじっていたが、走行状態は今ひとつの状態。
メルクリンのドイツなんたら王国渓谷鉄道の2等客車(王国名は忘れた)をもう一台増結して4両編成で運転。

メルクリンの走行は、すこぶる安定している。走らせたまま、下の部屋で焼酎の女子駅伝をみながら焼酎のお湯割りを3杯飲んで上の部屋に戻ってみたら、無事にずっと動き続けていた。

何やらいとおしくなってきた。でもあんまり、走らせるとモーター等が焼き付いたら恐いので、いい加減にやめておいた。

その後は、ZJゲージを走らせてみたが、第1弾の方が連結部の動きがスムーズでこのレイアウトでも比較的安定して走る。

車体展開図2006/11/23 21:44

クラリスワークスでウインドウズメタファイルの形で出力したものをjpeg圧縮した。

先日、阪急10系を作った事をここで書いたが、やはり、紙に出力しているので、特に窓とかの工作が非常に難しい。

特に窓の間を展開図から切り抜くのは至難の業でなにか良い方法はないかと思っている。小型切り出しナイフを持って、マスクタイプのルーペを被って、ライトを照らしておそるおそる切っていくが、どこかでかならず失敗する。

また、窓ガラスの部分もどうもフィルム等を工夫するが質感の表現が難しい。
屋根の形状はバルサで代替つくり、残りは、成形用のプラスティックのパテを固めた後で徐々に削りだしていく。

それでもやはり、市販品にはかなわないようだ。

京の紅葉2006/11/26 15:40

IXYDIGITAL70で撮影 高感度モードなので画像が荒れている。

今年の秋は、どうゆうなのか、やはり忙しいのか、気が乗らないのか、ハイキングや紅葉狩等何も出かけないままに終わろうとしている。

11月25日は佛教大学の国語国文学会が開催されたので、佛大キャンパスに出かけたが、昨年に比べて随分と紅葉が見事であった。

昨年は、赤色は、今年よりも鮮やかであったが、黄色が抜けていないと言うのかくすんでいたので、全体としては、今ひとつだったが、今年は、バランス良く濃淡が出ている。

それにしても朝から晩まで京都と大阪の交通は混雑しっぱなし。やはり、秋は奈良とか他の地域に出かけた方が静かに過ごせそうだ。

ラジコンヘリ2006/11/29 23:24

CANONIXYDIGITAL70で撮影フラッシュ使用

ハニー・ビーと言うリモコンヘリのおもちゃをゲット!
ヨドバシ価格でたしか4千円程度だったと思う。

赤外線なので、正確にはラジコンヘリとは異なる。
室内用、カトンボの様な華奢なボディーなので、
強い風が吹けばひとたまりもない。

モーターは主回転翼とローターの2カ所で、
結構馬力が強いのが入っている。

プロペラも制御可能で、精密構造。
この大きさで見事だと思う。

リチウム充電池が入って、コントローラーから
付属ケーブルで充電する方式。

一回の充電で5分程度飛行可能。
操縦は、上下(主プロペラ回転数制御)
左右(ローターの回転を調節)
前進、後退は出来ず、風まかせ。

操縦は、結構、難しい。特に上昇・下降の制御
になれるには、時間がかかると思う。

実際にリモコンを操作して飛行に影響が表れる
までにタイムラグがあるので、その辺りのコツを
つかむのが難しい。

操縦していると結構、ストレス解消になる。
購入している人も幼い頃に貧乏でラジコン飛行機
とか買えなかったおじさんが多いらしい。

凄く売れていると言う。

発売元は、株式会社CCP
http://www.ccp-jp.com/honeybee/index.html
WEBで飛行デモが見られるが、ここまで操縦に
なれるまでが一苦労。

日本美術全集2006/11/30 23:10

CANONIXYDIGITAL70で撮影

ヤフオクで書店さんが出品している日本美術全集全25巻(学研)
を1万3千円で落札した。本来の価格は、11万円前後だと思う。
本の状態は良くて、一冊当たり500円前後の価格(これだけの
大判のカラー図版の本!)

目当ての巻は、第9巻王朝の美術や第7巻浄土教の美術で、
大抵の絵画は殆どが既知のものだが、図版が大きいので、
それなりに意義がある。それにしても飛鳥白鳳時代から近世
の終わりまで、仏教に関連した美術がいかに多いことか、
日本美術史を学ぶ事は、仏教美術史を学ぶ事につながると
言う事を今更の様に悟った。

凄く得した様なルンルン気分だったのはつかの間、本の置き場所
に困り果てて、ようやくこうして鎮座まします。

ずらっと並んだ壮観を見て、これから勉強しなければとも、期待
の様な変な気持ちになる。

下の段は、社会学やら仏教やその他の雑漠とした本の堆積と
なっている。

私の部屋は、寝床の枕元から、ベッドがある左側の壁面は、
総て書籍類(つまり2方向は本棚、1方向は窓でここには、
32インチディスプレイとオーディオのホーンスピーカーや
ファクシミリが並んでいる。右側は壁面だが、こちらは、
CD類が並んでいる。

慣れない人が見れば、何やら閉所恐怖症になるだろうが、
オタクの部屋に変わりはない。

ちなみに私のベッドというか寝床の下も収納ボックスに入った
書籍で敷き詰められており、どうしようもない状態で、他の
収集品やカメラ、真空管アンプ等の置き場に困っている。

こんな部屋でリモコンヘリも飛ばしている。

フルトヴェングラーの命日2006/11/30 23:23

スキャナーで取り込んだ。

今日は、フルトヴェングラーの命日。

フルトヴェングラーは、サイモン・ラトル→クラウディオアバド→カラヤン→フルトヴェングラー→アルトゥール・ニキシュ→ハンスフォンビューローとベルリンフィルの3代目の常任指揮者を努めた大指揮者。

当然、生で演奏を聴いた事はないが、EMIのベートーヴェン全集を1979年
に母親に買ってもらってから、彼の演奏を聞かない日はないほど。

大昔のモノラル録音なので、最近の石とかICのアンプで聞くと音が、
いかにも古めかしくなるが、私の2A3の真空管アンプとホーンスピーカー
を通して聞くと、フワッと音が広がって聞こえる。

今日は、1954年の10月の彼の最後の録音であるワーグナーの
ワレキューレ第3幕を聞いて、追悼とした。


彼は、この録音から2ヶ月を経ない1954年11月30日にこの世を去る
のである。

切手は、没後1周年にベルリンで発行されたもの、同時代の空気を
呼吸していた訳だ。