「こんな賢くて、一生懸命勉強した子が.....」といった悲劇2009/02/01 12:38

 受験シーズンである。なかには、「こんな賢くて、一生懸命勉強した子が.....」といった悲劇を耳にすることが多い。

 一生懸命勉強したのに公立に受からない子供は、橋下知事がいうような怠け者ではなくて、それは、指導の先生、学習方法が悪いのだと思う。

 朝のゴミ出しをしていたら、家の前が通学路なので、県立高校の子供が話しながら坂を登って来た。「アインシュタインの特殊相対性理論とブラックホールのことなんやろ。」と何やら「お勉強」のことが話題となっているようだ。

 こんな進学高校の生徒でも理論と現象の区別がついていないのである。私も高校時代の時に気がついたのだが、知識を並列的に教育するので、非常につらくて、記憶力や集中力が無い子供は置いてけぼりにされるのである。優等生でも睡眠時間を削って学習していて、それでも時間が足らないという。

 つまり、知識を並列的に配列したまま、つまり、シーケンシャルなままで詰め込むスタイルしか、学校教育では、教えていないのである。

 例えば、旧態然としたZ会等の通信添削の教育システムもこの方法だし、ベネッセのシステムでさえも、一応、知識の構造化に気がついているものの、それを学生1人1人に積木を積み上げる様に作り上げることをしない。公文式の算数教室が一番かマシかも。

 歴史であれば、それぞれの時代のイメージ→トレンド→思想家→社会現象→結果的事実といった過程を構造図に、それぞれの学習者が組みあげていくので、それぞれの脳の中に堅固な知的構造体が築き上げられる。

 いわば、創造的学習である。これは、大学教育でもそうだし、社会人になっても同様。だから、佛大の通信でも暗記用のレポート販売や他人の論を盗用するか引用したような卒業論文やレポートしか書けなくなる。

 どこかの教育部長が訓辞しているような道徳、学習の姿勢・態度といったものではない。習慣の問題だと思う。創造的に自ら学ぶ習慣といったものがないから、ヤフオクでのレポートの売買が必要になるのだろう。

 ココのシステムは、そういった点に気がついているので、宣伝が実際だとしたら、具体的成果も上がっているのだと思う。
http://koukou-goukaku.com/gakusyuho/?gclid=CJaMpeOuupgCFQ_DbwodQFf3Zw

 大学のゼミ授業等でも、レジュメの1個にこうした構造図を学生に書かせてみると面白いし、効果が上がるかも知れない。

2月1日は、「ぼくらのあそび基地」の日2009/02/01 23:12

lumix-G1で撮影
 2月1日は、「ぼくらのあそび基地」の日
 佛教大学の応用社会学の実習でお世話になった楽洛まちぶら会の人達が京都三条(地下鉄京都市役所前の地下街)のゼスト御池商店街の活性化の為に始めた新しいプロジェクト。
http://machibura.jp/asobikichi/
 今日一日だけというので、寒い中、気を取り直して京都まで出かけた。
 そうしたら、地下街が子供達と段ボール箱でごったがえしていた。
 私も幼児の頃は、段ボール遊びが三度の飯よりも好きだった。
 小豆島の画家の祖父の元に預けられていたので、画材等が入っていた段ボール箱を分けてもらって、幾つも幾つも箱の家を造って、祖父から、「まるで貧民屈みたいや。」と言われたことを記憶している。
 ネコも子供もそうであるが、段ボールのぬくぬくとした肌触り、そして、狭い箱の中の空間にどっかり入り込むと何か、安心したり、自己が開放出来るのだと思う。

 このゼスト御池の地上は、寺町通り商店街、更にその隣には、新京極と、人通りで歩くのも難しい。これに比べて、この地下街は、あそび基地以外の人通りは本当に少ない。
 ここでは、地上(新京極・錦市場方面)は、観光局や地元以外の客層、地下(ゼスト御池)と寺町通り商店街は、地元の人達の買い物スペースと棲み分けが出来ており、自ずから人通りが限られてくる。
 ちょうど、大阪で言えば、心斎橋筋とクリスタ長堀商店街、そうして空堀商店街の関係に類似しているので、比較調査等やってみたら面白い結果が出るかもしれない。

 まちぶら会で子供をターゲットにしたのは、良い考え方だと思う。京都の人は、大人同志のつき合いは、よそよそしく地域の協同は生まれにくい。ところが、地蔵盆が全京都的行事で、この日ばかりは、みんなニコニコ顔で子供同志のつき合いが、大人の社会の連携につながっている。

 僕らのあそび基地はそういった役割が期待されているのでは、実際、子供達の遊んでいる様子をカメラで撮影しているお父さん等の姿も多く、大人も子供も楽しんでいた。

 カメラは、LUMIX G1にスーパーワイドヘリヤー15㎜及び純正の標準ズームレンズ、この場合は直接カメラを構えて子供を撮影すると警戒されて自然な表情を撮影しにくいが、フリーアングルの液晶画面をカメラの上から見て撮影すると、子供達とカメラマンの目線が合わないので、実に自然に生き生きと遊んでくれる。

永福寺蛸薬師堂2009/02/01 23:37

lumix-G1で撮影
 これは、新京極通りに面した三条蛸薬師(永福寺蛸薬師堂)さん。秀吉の時代に二条室町からこちらに移されたということで、病気平癒に効果があるという。大根炊きが毎年冬には行われ、食するとその1年間は無病息災という。

 特に癌、イボとりに効果があるという何せ蛸なので、建物置くの右側にビンズル蛸の置物があり、これをなぜると皮膚病とかイボ等が治るという。

 大阪でも河内國平岡八幡宮の蛸薬師が有名で、昔、この辺りは、海であり、蛸が薬師瑠璃光如来像に付着した漂着したという言い伝えが蛸薬師のものとなっている。イボ、癌等に霊験があるが、それ以外に家内安全、無病息災、商売繁盛等を祈願して、「蛸断ちの願かけ」を行う。

 もともと地域の仏様として、信仰を集めた薬師如来に地域の海洋信仰(漁業)が習合した信仰形態であると考えられる。面白いのは、何故、海から離れた京都に蛸薬師信仰が広まったのだろうか。

 京都から大阪に戻って来て、早速、「蛸ブツ」を行きつけ・常連の居酒屋で注文して一杯やった私には、バチが当たるだろうか。

 LUMIXG1にスーパーワイドヘリヤー15㎜で撮影、被写体深度が深いので、殆どピント合わせがいらず、目測、もしくはパンフォーカスで十分撮影出来るのが簡単だ。

古書店めぐり2009/02/01 23:44

 京都へ行けば、早速、古書店めぐり。
 ゆっくりみてたかったけれど、今日は、少し冷やかす程度。
 G1のフリーアングル液晶で構図を決めると水平がずれることが多いので用心。被写体の女子高生達には、撮影していることは、全く気づかれていない。これが普通のカメラだったら、こんな構図は撮れない。

源氏物語貝合わせ2009/02/01 23:50

lumix-G1で撮影
 これが喉から手が出る程欲しい「源氏物語貝合わせ」。
 実に優雅で美しい。絵の筋も宜しい。外箱も素晴らしい。
 ちゃんと手習、夢浮橋まで全54帖分が揃っている。いい加減な土佐派風の源氏画帖等を買うよりも、こちらの方がずっと優雅な感じがする。
 どれ位の値段がするのだろうか。

自宅の紅梅も咲きだした2009/02/01 23:58

Coolpixs S600で撮影。
 今年も自宅の紅梅が早くもチラホラ咲になってきた。昨年よりも1週間から2週間は早い時期だ。
 今年は、そんなに暖かいと思わなかったが、植物にとっては、温暖なのだろうか。今年は、枝の剪定がかなり深く切り込みすぎたので、ちゃんと咲くかが気になっていたが、咲き出して、良い香りを辺りに漂わせている。
 この香りに誘われて、鶯、メジロ、ヒヨドリ等がやってくる様になった。 
 カメラはNIKON COOLPIXS S600を使用。梅花の場合は、ピントを合わせるのに苦労する。