現代的な世知辛い感情にとらわれざるを得なかった状況に絶望感を感じる2010/01/20 19:26

この家を買う時には、鈴蘭台の駅から「このルート」で家に行けると「非常に楽しいるんるん気分になれる」からという理由があったが脆くもそれが崩れ去った。

今日、三宮に行こうといつもの通り、谷から上に上がる農家の庭先を通ろうとすると、「ここは私道ですので通行はご遠慮願います。」という張り紙とチェーンによる封鎖がされていた。

この道が通れなくなると神戸親和女子大までの距離が5分も延びるし、中学校の校門の前を通らなくてはならず、大変な遠回りになる。

写真は、気に入っていた通行制限が実施された道からみた風景。

他人の土地なので、無理に通ると不法侵入罪になるので、仕方がない。これで駅までの距離が5分伸びた。

まぁ、この土地の所有者で僕があったなら、庭に土足で踏み込まれるなんて、酷いことなんで、仕方がない。

本当に落ち込んでいる。

祖父は、小豆島の内海町の沿岸に土地を購入してそこに広大なアトリエ兼別荘を建てたが、その前を「私有地」であっても、お遍路さんが通るのを決して制限はしなかった。

のどかな風景の持ち主と思った写真の農家であるが、やはり、現代的な世知辛い感情にとらわれざるを得なかった状況に絶望感を感じる。


写真が封鎖された道からみた風景。(自宅が見える)

クルマが猛スピードで行き来する2010/01/20 20:13

 都市近郊の住宅地で後になって開発された地域ほど、クルマがなければ、どうにもならない状況になっている。

 クルマに乗れない人は、古い年代に開発された地域に居住する方が無難だ。


 これは、産業面にも言える。一般消費者を直接販売対象にしている小売店舗の場合、地方の場合は、クルマに乗れないと行けない店舗が増えている。

 特にクルマが絶対なのは、DIY関連のコーナンとかそういったショップであり、徒歩では、そもそもアクセス自体が無理か、アクセス負荷が相当強い状況になりがちである。

 神鉄谷山駅は、鈴蘭台から2~3駅奥地に入ったところであるが、神戸高速鉄道ともつながっており、西神中央とも連携しているハブ機能を持った駅である。

 私は、今日、この駅を初めて訪問したが、先日の北鈴蘭台以上に「人間に厳しすぎる地域」であると感じた。ここに住むには、クルマが前提である。

 神戸市の郊外都市開発計画が変更になり、幹線道路以外のアクセス整備が中止された為に、この谷山駅周辺には、閉鎖された店舗も多い。

 つまりクルマでないと来れない様な飲食店等はやって行けない状況になっている。精々、コーナンのようなホームセンター位なものである。

 コーナンに行くには、「歩き」しか手段が無い人は、駅から倍以上の距離を歩かないと駄目。

 クルマが猛スピードで行き来する道路の向こうにこの店があるので、もよりの交差点まで出ないことには道路が横断出来ない。最近では、横断歩道を歩いていても、野良犬宜しく、クルマに跳ねられるケースもあるので、油断も隙もない。

 しかし、コーナンは素晴らしい店だと思う。写真のレトロ風の掛け時計もコーナンで僅か980円で購入したものだが、振り子もかつての柱時計同様に差動する。

 昭和レトロ建築にはなくてはならないアイテムだと思う。

 お店の規模は大きく、和室を洋間(フローリング)に改造する材料もここでは総て手に入る。

 部材も配達してもらえるが、軽トラックも無料貸し出しも行われており、凄いことだと思う。

 でも僕は情けないことに無料に貸し出された軽トラさえ運転出来ない人生の落伍者なのである。

 このブログを読んだ某兄ちゃんの笑い顔がミニ浮かんでくる。