美しく塗り上がった壁面に亀裂が入って、それが拡大していく2010/03/04 21:44

 恐れていたことが起こってしまった。

 美しく塗り上がった壁面に亀裂が入って、それが拡大していく。壁面と壁材が塗装が乾燥して収縮する時にヒビが入って割れ、中には、剥落しかけのところもある。

 和壁でしかも、壁材が劣化しているので、本来ならば、全て壁材を剥がしてから、塗膜を形成しなければならないが、そんなことをしていると大変なことになるから、そのまま塗ってしまった。

 しかし、世の中甘くないものである。どんどん亀裂が広がっている。

 ひび割れ対策に悩んでいるが、壁材の剥離止めと塗料の固着を狙うには、鉄道模型で山岳等のレイアウトの形成にやっている方法である木工ボンド(酢酸ビニール)を水性塗料に混合して、それを噴霧してみようかと思う。(刷毛で擦ると、剥落が更に進む可能性がある。)

 取りあえず、剥がれるだけ剥がれさせておいてから、この措置をやってみる。

 まるで高松塚みたい。黒カビよりもマシだが。このペンキには、カビ止め剤が入っているので、有毒だが、効果はありそう。

 また、ダビンチの最後の晩餐もフレスコ画であるが、壁面の漆喰と画材の下地が絵の具に耐えきれず(この場合、強制乾燥させた)、書いている最中に既に剥落が始まっていたのである。

 やはり、塗装は難しい。回り道でも、シートを貼るのが確実であった。あまり剥離が酷くなったら、壁に合板を貼ってシートに貼り替えようと思うが、クルマがないので、木材を運べないので、それも今のところは不可能だ。

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