4年間稼動しましたが.....疲れました2008/06/04 20:28

 先日の梅雨の晴れ間に、口径80㎝の反射望遠鏡を見せてもらう機会があった。
 「まだまだ、火星の模様が見えるではないか。」
 早速、色鉛筆で簡単にスケッチしたものを自宅で仕上げてみたのが図。
 火星には、フェニックスが軟着陸に成功して、なんと、火星の地表に氷らしきものを発見。
 このニュースが、スペースシャトルの報道に隠れてしまっているが、宇宙探査史を飾る大発見なのに、この扱われ方は酷いと思う。
 当初の想定では、数十㎝掘り下げてようやく氷の層に到達出来る筈だったのに直ぐ下に氷があり、それを掘り出す事に成功した。
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/images/press/rac_scoop_all_focus_color_v3.html
 これから有機物の検出の実験が行われるが、「もし、何かが発見されたら」大いに期待出来る。
 スペースシャトルのバカ騒ぎに隠されてしまった、もう2人の可哀想な火星の探査車、オポチュニティとスピリッツは、4年前に火星に着陸して未だに活動を続けているが、最近のニュースでは、ロボットアームのモーターが既に限界に来ていて動かなくなって来ているという。(残念だが、ご苦労様といった感じ。)
http://www.nasa.gov/mission_pages/mer/news/mer-20080423.html
 今回のフェニックスは動けないので、こういった場所にこそ、ローバーが着陸、活動して欲しかった。きっと、すごいものを見つけるだろう。