体調2008/10/04 23:41

IXYDIGITAL70で撮影。
 金曜日に胃と十二指腸のX線透視を受けた。その前に超音波エコーで右下腹やら、左右の脇腹やら肝臓や胆嚢、腎臓、脾臓等を見てもらった。「これは、X線撮影をするまでもないな。」ということで、あったが、わざわざ食事を抜いて来ているので、是非とも御願いをした。
 痛みの原因は、胃や十二指腸潰瘍やガン等ではなく、肝臓が通常の倍位に膨れあがって胃の出口辺りを圧迫しているとのこと。
 通常の肝臓は、インコの嘴の様に片側がとがっているが、そのとがっているところが私の肝臓はなくなってしまう程、腫れている。
 腫れの原因は、エコーやレントゲンでも分からず、血液検査の結果を見て、判定されるようだ。脂肪肝である可能性が高いと思うが、肝炎(癌性、ウイルス性)の可能性もあるかもしれないという。
 十二指腸にも糜爛(3カ所あやしい瘢痕)がみられるので、痛みはその性で圧迫感は、肝臓の腫れ、腎臓も腎盂の部分が真っ白で、半分程度しか機能しておらず、「このままでは、10年以内に透析ですよ。」と言われてしまった。
 検査費用は、1万400円(薬代を含めて)。
 またまた出費だ。
 それで、もう全然、何もやる気がなくなってしまった。金曜日が殆ど1日潰れたので、今日の午前中は、その替わりに記事をずっと書いていた。昨日の晩に書こうかと思ったが、アルコールが入っているので、止めた。
 写真は、コスモス、万博公園のコスモスフェスタが来週から始まる。

佛大通信10月号2008/10/04 23:55

 佛大は、卒業してしまい、継続入学もしないので、6年ぶりに佛大通信が送られてこなくなった。
 私が命名した「メルマガ紫野キャンパス通信」も当然、配信されない。
 佛大通信の中で、佛大ワールドは、インターネットでみることが出来る。
http://www.bunet.jp/world/html/20_10/517_kyotogaku/index.html

 黒田先生が安藤和彦浄土宗戀塚寺ご住職にインタビューする特集。
戀塚寺の縁起は、絵巻として描かれており、ご住職は、絵解きをされているという。また、この中世に遡る説話のルーツは、孝子伝の東帰節女を典拠としている。
 このお寺自体が、平家物語や源平盛衰記と同様に中世説話の系譜をそのまま引き継いでいて、それが絵解きの形で命脈を保っていることは、まさに日本文学史の奇跡と言ってもよい位のことだと思う。
 安藤先生は、佛教大学の社会福祉関連の講師をされている。絵解き説話だから仏教芸術コースかと思えば、仏教福祉とも関連している点が、まさに佛教大学らしいところだと思う。
 また、大学に戻って黒田先生に教えを請いたいが、もうそれも出来なくなった。
 再来週には佛大大学院国文で、玉上先生等の先行研究についての研究発表や上野先生の論文の批評会等が行われるようだが、これも、大学院とも縁が切れたようなもので、また、平日の昼間なので、いきたくても行けない。
 京都府のeラーニングという通信講座で上野先生の講座を受講しているが、基本的な事柄なので、こちらもあんまり興味がもてない。(上野先生、すいません)
 佛教大学では、先行研究を重視して、大学院生なのに自らの発想とか考えよりも、先行研究の消化を重視する学風の様だが、これは、関西大学で教わったこととかなり、異なっている。
 先行研究を踏まえて研究を行うことは必要だが、それよりも、何故、その様な研究に、着目されたのかや研究史的な位置づけについては、他人の批評や言葉をただ単に受け売りするだけではなくて、自分なりにその価値観を作り上げた上で、先行研究に着目することが重要だと考えるのだが、佛大の先生方は、どうやら仏教学も国文学も美術史も、違ったお考えをお持ちの方が多い様に思える。
 勿論、安藤佳香先生の様な独創的な研究をされておられる方もあるが、その様な先生は非常に少ないと思う。
 安藤先生といえば、佛大の優秀論文賞の景品の図書券で、19世紀に蓮華紋を研究していたヨーロッパの考古学者の本を買おうと思っている。蓮華紋もオリエントの文様として、かなり昔から欧州の研究では注目されていたが、仏教の「荘厳芸術」としての位置づけを行った研究例は少ないが、非常に緻密な文様の分類が行われており、この辺り、ヨーロッパの考古学者の独壇場だと思う。スケッチというトレースも凄く精密なので関心させられる。
 写真が無い時代の考古学者は、優れた画家であることも求められたようだ。