己の無知さに呆れる2009/07/31 15:39

 今朝、携帯にM不動産のKさんから電話がかかってきた。
 少額の買い物で、非常に迷惑をかけており申し訳ないと思う。

 「今回の物件ですが、これは、住宅ローンは組めませんので、F様の現金のご予算では.....」
 なんのことだと思ったが、あの大きな家は諦めてワンルームを買いたいと捜していて、園田に良い物件があったので、見学を申し込んだら、こんな携帯がかかってきた。

 ワンルームには、住宅ローンが適用できないことをしらなかった私は、本当に無知だと思った。

 現金で支払おうと思ったら、70万円程予算が足らない。更に、手続きや諸経費等を含めると100万円も足らない。

 不思議なことにこれよりも値段が張る2LDK以上の物件(大体400~500万位で昭和末期建ての中古)であれば、簡単にローンが組める。

 これから、単身者の中高年が増えてくるが、そんな人間に大きな部屋はいらない。ただ、家賃を払うのがもったいないとか、老後の暮らしが不安とかで購入するので、投資とか贅沢品ではない。

 投資の場合は、ワンルームなどは呆れる程、供給過剰となっているから、余程、良い物件で無い限り借り手はみつからず、少しでも老朽化が表面化すると誰も借りないか、低価格賃貸となり、スラム化して厄介なことになるので、こんな詐欺の様な投資はない。

 それにしても、日本って本当に住宅が手に入れにくい国だと思う。

1万2千円の注射2009/07/31 22:26

今日は、なんというか散々な一日だった。

 排便時の「仕上げに1滴」で、赤いモノが滴下される様になってきたので、「もしや大腸癌」と不安になったので、かかりつけの内科医に相談。「それは痔やで。」というので、3年前に手術した池田市のK医院を受診。

 予約診療なのに滅茶苦茶混んでいる。実は、来週の月曜日から1週間休診という最悪の日に受診してしまった。それでも予約していたので、すぐだった。

 「Fさん、ご無沙汰。」と軽く先生は挨拶された。この先生は、京都府医大の助教授で、外科、それも癌治療の最前線で活躍されていたが、思うところあって、現在の開業医をされている。

 「どんな出血ですか?」と問診票について聞かれる。「では診てみましょう。」ということで、肛門クスコ等の器具を駆使して調べられる。
 「おう、大分、広がるようになったねぇ。僕の手術がうまくいったからね。」と今更、大分前の手術の自慢をされる。

 「うわぁー、これ、チー(血)吹いてるで!直腸など、出血箇所を調べてみるわ。」ということで、更にお尻をこねくり回される。肛門の皮膚の奧なので、全然、感覚がないので気色悪い。

 「これは、内痔核や。出血をとめてあげるさかいに、ジオンするか。」と訊ねられる。ジオンというのは、内痔核の特効治療で、注射だけで、これまで外科的手技のお世話になっていた治療が、簡単に完了する。注射だけで、炎症が引き、更に組織が再生され、脱出、慢性的な出血が止まる。というもの。

 「お願いしますわ。」ということで暫く待たされた挙げ句に、AVに出てくる様な姿勢で手術台にお尻を広げて固定される。

 通常、麻酔を使うが、このS医者は、麻酔等、使用しなかった。ズブっと、350㎜㍑缶の大きさの枠を肛門に差し込んで、計4回、痔核の一番手前、真ん中、底部(ここが筋層に当たると失敗なので一番難しい。)更に、最深部と針を刺していく。

 一番、奧のところで、このビール缶をグイグイと肛門に押し込んでいく。「ハイ、イキむの止めて-。」というのでようやく4本目も完了。

 「はい、これで終わり-。今日は、お風呂やめときましょう。次は、念の為に、大腸ファイバーをしましょうね。出血がとまってから、盆明けにならんと駄目だけれど予約いれとく?」ということで、大腸ファイバーの予約もさせられた。奇妙なフィルム現像液カップの様な下剤を2㍑も溶解させるビーカーとか前日の夕食等も渡される。
 支払いである。
 「ハーイ。Fさん。今回は、1万6千円いただきまーす。」。

 もう、絶句である。いきなり、1万2千円のジオン注射(保険適用でこのお値段)をされて、更に、検査キット(保険が効かない)を買わされて、この値段である。

 ファイバーはいくらするのだろうか。それよりも、麻酔がしてもらえなければ、文字通り、死の苦しみが待っている筈であり、来月一ヶ月ブルーな気持ちで過ごさなければならなくなった。

 写真は、「先生、撮った写真下さいよ~。」と言ってもらった4枚組の検査写真の1枚。本当はカラーなので、エゲツナイ。出血箇所は、右上部、これだけで、痔核からの出血だと判るそうだ。大腸ファイバーの意味が果たしてあるのか(気色悪いので削除しました。)