こうした対策が何故されないのか(高槻の事故について)2010/03/30 21:40

高槻の事故について考える

スイミングスクールの送迎バスの運転手が突然の発作で意識を失い、側壁にバスは激突して大事故となった。

これって、ドライバーならば、誰にでも起こりえる事故だと思う。本来は、自動車の運転席に、脈拍、血圧、呼吸数等を測定するセンサーがついており、異常値を発見すれば、ハザードランプが付き、ブレーキ、ハンドリング操作について、慣性モーメントを検出するセンサーで異常が検知出来る筈だから、警告を2~3回行った後、反応がなければ、超音波センサー(前部、後部、側面)、ジャイロ、赤外線センサー、重力加速度センサーを働かせて、後続車に危険がないことを確かめて、路肩に、自動的に安全に停車させる機能は、今の技術で十分に対応可能。

うちのロボちゃんでも出来ることだ。

つまり、少なくともバスとか公共交通機関にこの様な装置が搭載されれば、簡単に防止できた事故なのだ。

こうした対策が何故されないのか。それは、自動車メーカーの採算を圧迫するから。つまり、金儲けの為に大切な人命が軽視されておる訳。

さっき、TVでやっていたタイタニックの事故と一緒である。

それにしてもバス事故は多い。

例えば、昨年の4月20日の夜に千葉県の千葉県柏市内の市道を走行していた回送中の路線バスが信号待ちの車列に追突。クルマ5台と接触しながら路肩を走り抜け、交差道路から進行してきた乗用車と出会い頭に衝突する多重事故に発展したケースが、今回の事故に最も近いバス運転手は疾病が原因で死亡している。

多発事故として、公安局も、対策を考えるだろうが、それは、バス会社に対して、運転手の事前の健康チェック等を義務づける程度、精々、健康診断を行う程度だと思う。

しかし、人間は不完全で危険なイキモノで、機械の様に信頼は出来ない。つまり、最新のロボット工学を活用したセーフティシステムの開発を金儲けばかりしている自動車会社に課して、緊急安全システムの搭載を義務づけることが必要。

自家用車については、私は、「自動車の私有自体が、人類史最大の間違いであり、人間の奢りである。」と思っている。

毎日、歩行していて、自動車、自転車等の車両とすれ違う度にゾッとする。

運転者が、安全な人間か、私には解らず、不可解な事故や死に常に巻き込まれるから。

大体、地球温暖化対策、CO2抑制については、必要がない自動車の私有を規制するだけで、簡単にできると思う。

しかし、現代資本主義の象徴である「自動車」、時代の経済の主人公であるので、私の様な意見は、頭がおかしい人間の考え方と片付けられるのだ。

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