チクタク・チクタクと僕が生きている間は動き続けるのだろうか2010/04/12 22:03

今、一番、欲しいというか集めようかなと思っているのが、ゼンマイ式の目覚まし時計。

 家電品の時計コーナーにいくと、様々な目覚ましがあって、それなりに面白いが、いくらアナログの形をしていてもデジタルクォーツのものばかり。1台位、ゼンマイ品はないかなと思っているが、見つけたことはない。
 この目覚ましは、この間の週末部屋を整理していて発見したもので、大きさは、直径が3.5㎝位のミニサイズで、シティズン製。ゼンマイで駆動する。

 もともと母が使用していたのを黙って拝借。その後、30年以上が経過して、そのまま僕の実家の部屋に。
 でも、これが出てきて嬉しい。チクタクと動きます。ベルもなります。(但し、ベルの鳴りが悪い。これは、この時計がまだ新しかった時に既にそうだった。)

 チクタクという音で眠れなかったり、潜水艦の映画とか、ウエルズの火星人来襲のラジオ放送の天文台の場面(1920年代の天文台では、ゼンマイ式の時計で赤道儀を駆動していた。電気モーターのパルス制御やステッピング技術がなかった時代である。)、時限爆弾の音(これも今では、ゼンマイ式の時計等で時限爆弾を駆動しようとするバカはいないだろう。ドラマでは、チクタクという音で発見されてしまうというのが、こうした時限爆弾ものの、常套場面であった。)
 チクタク・チクタクと僕が生きている間は動き続けるのだろうか。いや、僕よりも長生きしてくれるかもしれない。
 人間よりもモノの方が長生きということを最近自覚し始めた。



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