大阪は暖かく3月の様な陽気で、梅林ももう6~8分咲きで2010/02/21 21:52

 今日は、実家からおうぶの家に帰る途中に大阪城梅林に立ち寄った。
 特に今日は、大阪は暖かく3月の様な陽気で、梅林ももう6~8分咲きで見事であった。休日ということもあって、ゆっくり撮影・鑑賞出来ない程の人手。
 梅林の直ぐ側で、飲食店は止めて欲しいと思う。この人達は、お金儲けに夢中だと思うが、焼き肉とかいろんなものの匂いで、せっかくの早春の梅の香りが台無し。
 
こんなにもルーズなのが、大阪人の特性なのか。
 特に白梅が見事であったが、他の色の花も美しかった。

 I-PODでホロビッツが演奏するラフマニノフのピアノ協奏曲第3番とかスクリャービンのピアノソナタを聴きながら歩いていると、妙に、今の季節、春の訪れとマッチして楽しいひとときを過ごす事ができた。


 梅の花には、もうミツバチがやって来ていた。日本ミツバチらしい。


梅林の狭い道を歩いて中央の広場に出ると大阪城を背景に梅林が撮影出来る。紅梅、白梅共に撮影出来るのが良い。


 その後、坂道を上がったところから見下ろすと梅林の梅が絨毯の様に広がっている。毎年、この場所に出てくるのが楽しみである。

 カメラは相変わらず、年輩の人を中心にCANON、SONY LUMIX等の一眼が多いが、コンパクトデジカメや携帯で撮影している人も多い。
 私も今日は、荷物があったのでCYBERSHOT W120で撮影。花のクローズアップの場合、ピントの位置が判りにくいのが、コンパクトデジカメの欠点だが、この手軽さは、他には代え難い。



春の訪れが早いという。2010/02/07 18:10

IXYDIGITAL70で撮影。(自宅のおいてある唯一のデジカメ
 実家に帰ってみると、引っ越してしまって、毎日眺めておらないせいか、今年は、開花のペースが早い様な気がする。

 こちら(おうぶ)に来ているので、寒さが厳しく、今年は、昨年よりも冬の寒さが厳しいと思ったが、やはり暖冬ということなのか。

 春の訪れが早いという。

 明日は、再び吉備路。
 良い天気であればよいと思う。

トマソン式洋館建築2010/02/04 22:04

 テリトリーが神戸に変わった。

 会社の定期も三宮までしか買ってもらえないので、行きつけの大阪の立ち飲みにも行けず、今日も真面目に得意先を回り、同時に元町の風景を撮影する毎日。

 おうぶ山荘から三宮に降りてくると、真冬なのに、「なんて暖かいんだろう。」と思ってしまう程、寒暖の差がある。

 今日は、午前中は、朝から原稿書きだったが、手が寒さでかじかんで、しわしわに赤くなってキーボードが打てなくて困った程。

 三宮では、動きやすく、るんるん気分になる。

 洋館のトマソン建築を発見。
 トマソンとは、無意味な構造体のことで、その昔、ジャイアンツのトマソン選手がぶんぶんと三振するばかりで全く役に立たなかったことに由来する。


 洋館の張りぼてである。地下鉄(みなと元町駅)の外壁に利用されているが、こうなると、ミイラか剥製の様なもので、建物として機能していないので無駄である。


 僕が住んでいるボロ家は、ぼろくてもまだ建物として機能しており、生きているのだ。


発色を含めて相当な違いが目に付くというかガッカリ2009/12/13 23:40

 CASIOのEX-H10を今の所、持ち歩いているが、どうも解像度が甘いので、例の新聞紙チェックをしてみた。

 左が、LUMIX FZ7の  12倍ズーム
 右が CASIO EX-H10 10倍ズーム

 両者ともフラッシュを炊いて、被写体からの距離1メートルから新聞紙片面全部を撮影して、同じ倍率に拡大してある。

 発色を含めて相当な違いが目に付くというかガッカリした。以前にEXP505で同様の試験をしたが、やはり、同様にピントが甘い。

 新聞紙を撮るためにカメラを持ち歩いているのではないけれども、3年位前の機種と現行機種との比較で、これだけ格差が出てくると駄目だと思う。

 光学ズームを無理してコンパクトスペースに収納しようとすると、こんなに解像度が落ちてしまうのか。LUMIXの12倍ズームコンパクトで同様の比較実験をしてみた。

 こんなテストをやってくれるデジカメ雑誌はない。メーカーの差が歴然としてしまうので、スポンサー付のメディアでは、消費者の為になることをしてくれない。

 やはり、1万円位高くても、LUMIXのTZズームを買えばよかった。
http://panasonic.jp/dc/tz7/movie_photographing.html
 なんと実売価格2万7千円位まで下がった。

 やはり、LUMIXが一番だと思う。

こういったきめ細かなユーザーフォローを行わないと、いつまでも収益が好転しない2009/12/07 09:20

 ひまなので、デジカメの国内メーカー(製造拠点は大部分が海外)の出荷台数をグラフ化してみた。
 意外だったのは、SONYの出荷台数が結構多いことと、パナソニックのシェアが伸び悩んでいる点である。
 CANONは、こんなものだと思う。前年比6%減。デジカメ販売が好調だったので減少割合が低く抑えられたという。まぁ、ネームバリューの凄いこと。
 SONYも前年比9%減だがこれは、公表データではない(某経済新聞の調査による)
 NIKONは、前年比9%増である。この会社は、今年度は、良く健闘した。デジカメもコンパクトデジカメも他社の様な派手な新製品展開はなかったのに。
 OLYMPUSは、前年比2%減。新しいPENシリーズもそれ程、効果を発揮しなかった。アジア向けの通常のコンパクト1眼レフが好調だったようだ。
 PANASONIC(LUMIX)は、デジタル1眼でデジタルカメラの販売シェアの上位3位以内に食い込むことを目指しているが、前年比10%増と各社の中では、販売伸長率が高い。
 フジFILIMは、前年比10%増。
 CASIOは、前年比17%増だが、相変わらずランキング下位に甘んじている。PENTAXは赤字からの脱却も果たせず、販売も5%増にとどまった。(廃業懸念あり、カラーバリエーション一眼レフを販売するという姿勢にも大いに疑問)

 こうしてみると、大手2社は、前年比ダウン。中位3社中2社は、前年比増、下位3社も前年比増と、大手が苦戦している中で、下位企業が出荷台数を伸ばしたことになる。

 その理由としては、中位以下のメーカーの店頭販売価格が、不況対策で、大幅に引き下げられたのに対して、上位2社は、あまり、値下げ対応をせず、収益性を重視した為とみられる。

 また、興味深いのは、デジタル一眼とかマイクロフォーサーズ等の新規格の製品投入によって、それ程、シェアは伸びず、むしろ既存タイプのデジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラの販売が好調であったこと。つまり、メーカーの思惑と消費者ニーズにズレが生じていることになる。

 消費者は、安心して使用出来る従来タイプで、性能が良く、安いカメラを好んでいる。特にハイアマチュアでは、マイクロフォーサーズへの評価は、画質面等で低い。

 これら8社の製品のうち、私は、フジを除く7社の製品を保有している。各社を比較して感じられたのは、やはり、アフターフォローの格差が歴然としている点である。

 ユーザー登録すると、イベントや新製品情報がメールで送られてくるが、特に活発なのは、NIKON、PANASONICでウルサイ位である。次いで、CANON、SONY等が続く。

 一方、この間、H10を購入したばかりだというのに、CASIOからのサポートメールは、これまで3回のみ。ユーザーフォローをする回数が極端に少ない。更に、イベントというものを全く実施しておらず、主要なWEBマガジンのスポンサーも降りており、全く、宣伝、PRに力を入れていない企業だと思われても仕方がない。

 OLYMPUSやPENTAXもほとんどフォローというものがない。

 メーカーの方針だろうが、いくら良い製品を市場に投入しても、こういったきめ細かなユーザーフォローを行わないと、いつまでも収益が好転せず、東芝、日立とか他のメーカーの様に、カメラ部門から徹底せざるを得ない羽目になるのでは。

 これからのデジタルカメラの製造販売は、映像総合サービス事業として考えていかなければならんと思った。

Lumixに比べて描写に鋭さがない2009/12/01 20:39

EX-H10で撮影
朝夕、めっきり冷え込んで身体もしんどくなってきた。

家の回りの紅葉も今が見頃になっていて、庭にも冬の小鳥たちがやってくる様になった。

写真は、家の近所の神社の境内の紅葉でEXILIM H10で撮影したが、やはり、Lumixに比べて描写に鋭さがない。

前にEXP-505でも同様の傾向だったが、自然の描写とみる人とピントが甘いと見る人で評価が分かれると思う。

また、広角側の画像の乱れ方などもLUMIXのバリオエルマーの方が上等だと思った。

値段が値段なので仕方がないか。
電池は、まだ、買って最初に充電してから一度も再充電していないので、電池マークが最大を示している。凄いバッテリーの保ちだと思う。

これも長所とみれば長所だが。

ゼブラ柄は良く似合い。グリーンは今ひとつかな。2009/10/26 17:52

 パルナックライカのゲッタペルカへの拘りをみても判る様に、クラシックカメラと「革(カワ)」との関係は深い。

 ロシアライカ(ゾルキーなど)の筐体には、ゲッタペルカを浮き彫りにした金属製の胴がついているが、これが情けないので、木製や合成樹脂、あるいは、本皮の革を施した特注品も存在する。

 カメラのボデーがプラスティック化しても一部にゴムの様な手触りの革が埋め込まれていることがある。

 オリンパス・ペンE-P1の手触りは、少し金属カメラをイメージさせるが、専用の張り革キットが近代インターナショナル社から発売された。クラカメ時代の職人の手作りの革であるという。

 黒以外にゼブラもある。ゼブラ柄は良く似合い。グリーンは今ひとつかな。
http://www.kindai-inc.co.jp/other_pendejiharikawa.htm

 昔、携帯でも外革やパネルを止めたりするのが流行った。(パナソニック製の一部の端末)

 やはり、これで既製品から私のカメラへの変貌を期待しているのだろうか。

あれ、こんなところにロボちゃんが(ダイナミックフォト機能)2009/10/25 12:31

EX-H10で撮影
「あれ、ロボちゃんがこんなところに.....」

 先日、阪急梅田駅で開催されていた「どん兵衛きつねうどん」のディスプレーショーの写真にロボちゃんを合成してある。

 カメラは、EXILIM Hi-ZOOM EX-H10でダイナミックフォト機能を使った。

 最初に三脚固定でロボちゃんを撮影しており、その後、ロボちゃんを外して背景のみを撮影すると、カメラは自動的にロボちゃんを切り抜きした画像を作成してくれる。

 この切り抜き画像に自由に撮影した背景を組み合わせると、こんな写真が出来る。

 まぁ、「おもちゃ機能」だが、インターネットの出品や記事のサンプル写真を撮影すると簡単に被写体を切り抜いてくれる。作業はフォトショップよりもずっと楽なので、後は、自由にグラデーションとかカラー無地等の背景を組み合わせると記事写真やサンプル写真が完成する。

 ただし、完璧ではないようで、一部に切り残しが発生するので、この部分だけを修正して組み合わせれば良いと思う。

ズーム操作時にモーターとギアの音がやや目立つ。動画撮影の場合には、これは、大きな欠点である。2009/10/22 22:16

EX-H10で撮影
 最近は、撮影が億劫になってしまって、LUMIX-G1ではたいそうな感じがして、FZ28もゴロゴロして鞄に入れずらい。

 そうかといって、COOLPIXSとか、CYBERSHOT等の4倍位のズーム倍率のデジカメだと頼りない。

 12倍ズームのコンパクトカメラが欲しくなって、最初は、TZ7等を考えたが、お金が高いヨドバシ価格で4万円位する。画素数も少ない。

 そこで、CANONのPowerShot SX200 IS を考えた。実売価格2万9800円位。

 店頭に行くまでは期待していたが、凄くガッカリした。まず、ズームの動きがトロイ。特にズームを伸ばしてから伸縮までがギィーーーという感じでぎごちない。それよりも、一番アカンと思ったのは、フラッシュを使わない場合でも電源を入れるとプチッとフラッシュが飛び出すことである。

 これって、大昔のCANONのカメラでこう言うのがあったがダサイ。昔、オリンパスのCMAEDIAZ10もそうだったが、使わない時は、折り畳むことが出来ず、何もフラッシュ撮影する必要がない明るい場合でも出てくるのは、何かマヌケである。

 結局、買うのは断念した。

結局12倍ズームを止めて、10倍ズームのコンパクトを捜すと、オリンパスのμ9000 10倍ズームを見たが、こちらは、ズームボタンが筐体上部のボタンを左右に押し分けるやり方で非常に使いにくい。

 FUJIFILM FinePix F70EXRも見た。
 製品自体には、大きな難点もなく可もなく不可もない感じ。
 けれども価格がLUMIX TZ7と同値で、それだったら、TZ7を買いたい。しかし、TZ7は、商品としての完成度も高いし、動作もスムーズで、良く出来た製品だけれどもみたところ、せいぜい3万円位の価格評価の製品だと思った。

 CASIOのEXILIM Hi-ZOOM EX-H10が目に止まった。
http://dc.casio.jp/products/ex_h10/

 10倍ズームだけれどもそんなに拡大不足の感じもしない。店頭で操作した限りでは、ズームアップもダウンもスムーズである。AFも迅速だし、CASIOの製品の欠点である外装の脆弱さもこの機種にはみられない。画素数もTZ7よりも上ということで、このお値段はお買い得。価格コムでは、2万2000円位で販売されている。

 また、10倍ズームのコンパクトカメラでは、これが世界最小ということなので、これも良いと思った。

 実際に谷町九丁目から桃谷まで歩いてみたが、撮影は、非常にスムーズであった。

 気がついた点と言えば、1200万画素で撮影した場合には、撮影後の処理時間(メモリに書き込んでいる時間)が10秒位はかかっている感じ。メディアにもよるが遅いのが気になる。

 また、撮影を終えて、なにか少しイヤラシイ感じの如意棒の様に伸びたズームレンズ(平面から伸びて凄いサイズになる)が萎えて格納されるまでの時間が30秒位かかる。

 また、ズーム操作時にモーターとギアの音がやや目立つ。動画撮影の場合には、これは、大きな欠点である。

 初期設定で撮影したが、超望遠から近接撮影まで簡単にこなす。何よりも気に入ったのは、テレ端でもマクロ撮影が出来る点で、LUMIXはこれが一番苦手で、FZ28の場合は、テレマクロモードになるが、AFも遅いし、なんどやってもフォーカスが来ない場合もあったが、これは、そんな問題もない。

 だから花とか昆虫等の拡大撮影がきっと面白いと思う。
 画調は、CASIOらしい誇張のない自然な調子で撮影出来る。
 レンズのシャープさは、やや甘い感じがして、LUMIXのバリオエルマーの精緻さには、かなわないが、値段の割りには健闘していると思う。

 久しぶりにデジカメを買ったが、かなり進歩していると思った。旅行とか仕事とかそういったシーンに、このカメラは活躍しそうだ。

星に纏わる霊剣・神剣は、剣自体に星宿神が宿っていると考えるべき2009/10/18 23:18

その後は、天王寺へ移動。

 大阪市立美術館で、「道教の美術」(特別展)を観覧。

 私個人的には、安倍晴明等の陰陽道以外には、あまり興味がなかったので、中国古代の神仙思想、あるいは老子と道教の成立の部分については、あまり興味がなかった。

 その中で、興味が惹かれたのは、最初に展示されている仙人像(羽人)であり、その姿勢等が面白い。

 式神にこういったのが出てきそうな感じもして、なにかユーモラス。

 道教三尊像については、釈迦三尊像や阿弥陀三尊像とそっくりで、中身が道教の三尊に置き換わっただけ。光背もあり、銘文の書かれ方等にも共通点がみられる。

 仏教の影響を受けたと言われているが、どちらが先なんだろうか。日本には、日本に仏教が伝わる2~3世紀前の中国の宗教文化については、これまでのイメージを改めなければならないところがかなりあると思う。
 
 平安時代の初期には、道教の神像が日本に伝えられた。日本では、この時代から、仏教美術においては、神仏習合が本格化してくる特色的な時代である。

 新羅明神像でみても判る通り、道教の神像も霊木に彫られている。更にわざと鉈彫りのノミ跡を残している。

 つまり、日本の霊木化現の思想は、仏像(神護寺の薬師如来像等)、垂迹神像、そして、道教の神像に活かされている訳である。

 仏像の荘厳には、雲気文様もみられるが、これも例えば、中国に道教が興隆した初期の時代にみられる銅鏡の周囲の文様等の装飾的なものから出発しているが、雲気文様と道教神像との関わり方が、そのまま仏像と雲気文様との関わりにも活かされていると考えられる。

 こうなると、霊木化現の思想は、単に神仏習合といった単一的な側面のみから捉えずに、もっと幅広い視点から捉えなおしてみる必要がありそうだ。

 その後、役行者、蔵王権現等の修験道との関わり、大将軍神等、更に日本密教との道教との結びつきによる道教曼荼羅、星宿曼荼羅等にもつながっている点も面白い。

 道教と星宿、占星術のとの関わりは、安倍晴明が占星術を行ったことでも知られている。

 占星術・星宿信仰関連の展示の白眉は、かの聖徳太子が愛用した「七星剣」であろう。

 この国宝剣は、飛鳥時代のものなのに最近作られた様に光沢を放っている。色は黒いが、非常に良質の酸化がされているので、酸化皮膜がむしろ腐食を防ぐ効果があった。

 何故、七星剣と呼ばれるか、説明を忘れてしまったが、この様な星に纏わる霊剣・神剣は、剣自体に星宿神が宿っていると考えるべきだろう。

 その材質は、説明では触れられていなかったが、隕鉄(鉄やモリブデン、その他の金属で組成された隕石)であり、非常に純度が高く、結晶の構造も緻密なので、不純物が混ざった人造の鉄に比べて腐食に強い。

 この独特の強靱な性質が、「七星剣」として尊ばれるのだと思う。

 この他にも興味深い展示が色々あったが、肝心の安倍晴明に纏わるr展示が少なかったのは、ガッカリである。


 展覧会の後は、天王寺動物園を見学。子供連れが多かったが、メインの野生動物は総て揃っているので、写真を撮りまくった。写真は、チーター君?か、カメラを構えると近寄ってきて目が合ってしまった。
 
 こちらに凄く好奇心を持ってくれた。