ペーパーレスを目指して(情報化戦略)2008/07/02 21:35

 官庁等が主催する会議やシンポジウム等を取材したら、大量の冊子類が配られる。
 こうしたものを保存しておけば、たちまち足の踏み場の無くなってしまう。
 最近では、入手した資料は画像ファイル化して、紙の方はシュレッダーで裁断、廃棄する事にしている。
 スキャナーは、以前、このブログで紹介したマイミオシリーズのMFC425-CNを使っている。
http://fry.asablo.jp/blog/2008/06/02/3557825
 これならば、カラーでも図の様に一応、再利用可能な形で画像化しておける。この資料は、全部で35頁位のものであるが、ドキュメントフィーダ機能があるので、50枚程度ならば余裕で読み取る事が出来る。
 但し、難儀なのは、最近も役所は経費、資源節約で裏表印刷しているので、表側(奇数頁)を読み取ったら、裏側(偶数頁)を読み取らなければならない。
 更に、画像は、フォトショップエレメントで読み込んでおいて、強制終了すれば、画像を保存するか否か聞いてくるので、保存するを選んで、「名称未設定」でフォトショップファイルで保存させる。
 その後、再びフォトショップを立ち上げて、バッチ処理を選択し、jpgファイルに一括変換する。
 もっとも厄介な作業は、頁のナンバリングでこれはファイル名で対応しておかないと後の管理が困難になる。
 これは手作業でウインドウズのファックスビューワーソフトで画像をプリビューして、右クリック、プロテパティを選択して、頁番号に名前を変更していく。
 この作業がしんどい。
 50枚位の原稿から画像ファイルを全部作成するまでほぼ30分位の時間がかかる。これでもかなり効率化されていると思う。
 保管方法としては、生のjpgファイルを保存するのも良いが、私の場合は、ウインドウズファックスビューワーからクセロPDFというフリーソフトでPDFファイルに出力して電子冊子化をする。
 こうしておけば、メールで他の人に大量の情報を送る事も出来るし、後々の情報管理に役立つ。
 これは仕事でも研究でも同様の効果が期待出来ると思う。

博雅笛譜で柏木を彷彿とする2008/07/02 23:56

iPODを買って1週間位経ったのだろうか。
 音声が圧縮されていて本来は、音質が劣化している筈だが、CDを直接ヘッドフォンで聴いているのに比べてそれ程、音質は劣化していない。少し、レンジが狭くなり、ツルツルした感じの音に変わっており、デジタル臭が少ないの評価が高い理由だろうか。
 電車の中でも自宅でもこれで静かに音楽を聴けば、他の人に迷惑を掛けることもない。
 論文等執筆中に最近、良く聞いているのは、平安時代の笛の名手であった博雅が残した日本最古の笛譜を長谷川景光が蘇演したもので、特に雅楽でも私は、黄鍾調の曲を好んで聞いている。しみじみとしており、どこか別世界から聞こえてくる様な不思議な音がする。
 源氏物語の柏木を彷彿とさせる。
 奈良法相宗薬師寺声明(薬師悔過)等で、8世紀後半の薬師信仰の形態等を彷彿とさせてくれる。
 いずれも音質は素晴らしい。管球アンプで再生したら特に音の湿り気等までもが伝わってくる。これ以外には、隠れキリシタン(長崎県五木地区やシタール演奏、浄瑠璃等をiPodに転送して聞いている。
 それと他にはポッドキャストというので、日経新聞のニュース等を電車の中で聞いている。これらも非常に良質な情報なので、有効である。
 現在、使用している容量は、15~16GB程度で十分に余裕がある。既にベートーヴェン交響曲全集やブルックナー全集等も転送しているが、ワーグナーの楽劇等もこちらに入れてしまおうと思う。