寂々と過ごす暑い1日2008/07/17 23:16

 今日は祇園祭山鉾巡行の日。
 私は、祭りよりお葬式が好きな人間なんで、殆ど興味がない。
 京都の街も、夕闇にどこかの寺院から通夜の阿弥陀経の読経などが聞こえてきた方が良い。
 
 それどころではない。
 パナソニックに応募していた鈴鹿8時間耐久レースの撮影ツアーの懸賞に当選したので、月末の週末は鈴鹿に行かねばならなくなったので、卒業論文の提出時期を早めなくてはならなくなった。
 LUMIXFZ18でオートバイがカーブを疾走するシーンをカメラで流しどり出来るなんてどんなに素晴らしいことだろうか。

 それはそうと。
 昨日の内に提出箇所を訂正して、正論文と副論文、合計B5版2部分 104頁を出力して提出ファイルに綴じ込まねばならなかった。
 他には、清書許可証や論文提出許可証を書類からクリクリとくり抜きピンク色のバインダーの裏表紙にパンパンと貼り付ける。
 バインダーは、修士論文の時は2重構造の上等なものだったが学部の卒業論文の時は、粗末な1枚のボール紙を組み合わせたヒモ綴じ式のバインダーだ。
 裏表紙には、通信生のみが「論文提出許可証を貼ります。通学生は貼る必要はありません。」とあり、通信も通学も同じバインダーで卒論を提出するのだなぁと前回の応用社会学科の卒業レポートの時と同じことを感じる。
 いよいよ印刷開始!
 プリンターが悲鳴を上げる。夏なので、インク枯れを心配する。100枚入りの上等の紙が2個必要になる。
 どんどんインクが減っていく。特に絵の部分が多いので尚更だ。
 30分程度でようやく印刷が終わる。
 何時も思うが、分厚すぎて、パンチで穴が開けられない。ヒモで綴じようとすると厚さの為に重みでたわんでしまう。
 応用社会の時は、1部だけだったが、今回は、小野田先生が読む分と副査の先生が読む分の2部を作らないと駄目だ。
 修士論文は、副査の先生が2名つくので、3部も印刷しなければならない。
 
 これ以外に提出書類とは、論文受領の連絡を送る為の葉書に50円切手を貼ったもの。論文審査料を定額小為替で納入するがその受領証を返送する為の80円切手を貼付した封筒。更には、3000円分の定額小為替が必要となる。
 こうしたチマチマとした書類を作成するのが実に楽しいというか自虐的な快感を感じる。
 通信教育を受けている者の悦楽がヒシヒシと感じられる。
 問題なのは、定額小為替で、郵便局は、4時で為替業務を終わるので、大阪中央郵便局で購入する。手数料が300円もかかった。
 結局、審査料、手数料、切手代、送付用の書留速達が1350円位と合計5千円も費用がかかる。
 せっかく受講料引き落としの銀行口座があるので、ここから引き落としにしてくれたら、精々手数料は、250円位なので、ずっと安上がりで余分な手間もかからないのに思う。
 卒業論文提出という通信教育の大学生の最終の作業が50年以上も前と殆ど変わらない労力を強いることにある種の儀式性を感じるのは私だけだろうか。
 ちなみにこうした手間が嫌だったので、修士論文や応用社会の卒業レポートは、大学まで直接提出に行ったが、交通費等を考えると同程度の手間と費用がかかる。
 郵便局を出て阪急に乗ろうとした帰り道、夏の夕焼け空がヤケに寂々とした心に染みた。
 後は、口頭試問だけだが、一切、大学側の都合のみで日程が決定されるという。
 これが平日だとアウトなので、卒業は、これだけ半年延びることになる。試問の先生が怖い人でも良いから、休日に試問を実施して欲しい。
 試問といえば、異端審問にかけられるガリレオ・ガリレイの様な心持ちになるのは私だけだろうか。

IVカットフィルター2008/07/17 23:23

 前回、赤外線カットフィルターが必要だと書いたが、色々と調査してみると、大抵のデジカメやWEBカメラ(3000円位のも)IVカットフィルターという青赤いガラス板がはめ込まれていることを知った。
 最初、もともとのデジカメに使用されていたものをレンズ枠から外して使用しようとしたが剥がれないので、無理に力を入れて割ってしまった。
 途方にくれて辺りを見回すと.....
 使っていないWEBカメラがあるではないか。
 早速分解、フィルター部分を無事に取り出す。
 取り出す方法はアルコール液に20分程浸しておくのが良いそうだ。
 http://www.kk-system.co.jp/Alpo/ToUcam/IRcut.htm
 結構、みなさん色々と試みておられるようだ。
 無事に外れたが、枠がないので、WEBカメラの枠をそのまま流用して、カメラの液晶部分に被せる様に接着剤で装着したのが、写真。
 実際に画像をみるとケラレ等の影響は殆どない。
 IVカットフィルターの7㎜四方のものは、
 http://www.inter-d.com/lens.htm
 の様に4000円未満で販売されているが、このカメラには殆どお金を投資していないのでこれで間に合わせる。
 実際に色々ELMAR50㎜で撮影してみたが、ここに発表出来るような質の写真は撮れない。
 やはり、焦点距離がみかけ上250㎜以上あるので、ブレてしまうようだ。ウルトラワイドヘリアー等のレンズであれば、一応、まともな写真が期待出来そうだが、どうしようか思案中。