電子レンジのゆで卵2011/03/17 10:06

 福島第1原発への放水措置は、非常にリスクが高いので、十分な注意が必要である。

 というのは、既に大量の放射能が発生しているし、熱量が相当な量があるので、海水を放水した程度では、温度は下がらず、水蒸気爆発の危険性がある。

高校生程度の熱量計算の知識があれば、放水による冷却効果がどんなに少ないかが判るだろう。

 放射性物質の特色として、内部に熱を持つので、表面と内部の温度差が生じると、ちょうど、電子レンジで温めたゆで卵の様に燃料自体が爆発する危険がある。

 最善策は、いまから、外部でシールド遮蔽板の緊急工事、組み立てを行う。特に、内部には、5センチ以上の鉛ボードを貼り付けて20センチ位のコンクリート板をつくって、一番、危険な4号、3号の天井部分に被せるのが良い。

 その後、徐々に、従来通りの注水作業を行う。また、緊急放水にせよ、注入作業にせよ、大量の放射能を浴びた水が流れ出してくるので、それを防止する為に、海側に防水堤を作らないと、海洋放射能汚染となり、この日本沿岸での漁業が不可能になってしまう。

 先々のことまで考えて、対策をせねばならない。姑息な方法では、症状を悪化させるだけである。

コメント

トラックバック