近畿地区は最悪である2011/03/31 11:24

 今後、日本からの輸出品は、工業製品、食品を問わず、放射能安全マーク等の貼付が必要になるかも知れない。

 つまり、輸出通関時に放射能検査を行って、検査証票を発行することは、既に日本貨物検数協会神戸支部等でも実施されている。

 それもその筈で、この図をみていただきたい。
http://www.nikkei.com/news/image-article/dc=1;g=96958A9C93819595E1E2E2E0EA8DE1E2E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2;bf=0;ad=DSXBZO2587391030032011I00002;R_FLG=0;z=20110331

 よくも、まぁ、こんなに原発が乱立していること。こんな妙な国は、日本以外には、いくら資源小国だと言っても、これだけの数の原発が本当に必要なのだろうか。

 地球温暖化への対応で原子力の有効性を昨年辺りから民主党政府とか民間企業が馬鹿みたい言っていたが、温暖化の実害よりも放射能汚染の方が嫌である。

 近畿地区等は最悪である。あの狭い若狭湾に御浜、大飯、高浜と合計8基の原子炉が稼動している。この記事もどれかの原子炉で、発電された電力を使用して稼動しているPCによって書かれている。ここに津波や地震(こちらの方が可能性が高い)が来た場合は、文字通り、万事休すである。こうなると、北海道にでも逃げる以外にないが、こちらも津波や地震の恐怖はついて回る。でも原発被害よりは、マシである。

民主党政府は、原発からバイオとかそんなことに方向転換を示唆している(菅総理の思いつき発言)が、バイオマスや風力で原発の発電能力を補える筈がない。

30年程前に、ソフトエネルギーという本(講談社新書)を読んで、将来、こんな時代が来ると思ったが、そこに既に書かれていることは、ソフトエネルギー(バイオマス、風力、太陽光)と、ハードエネルギー(原子力、火力、水力)とは、もともと別の範疇になり、相互にエネルギーの代替効果を期待することは無駄であるという。

 結局、夏は、クーラーを我慢し、冬は厚手の服を着て、気密性の高い部屋で過ごす以外にない。

 EV車なんて、もっての他である。

事業仕分けで、多くのダム建設が中止になったのは、民主党の原子力推進政策の影響である。水力発電所を建設するにも限界があるし、工場、家庭用の燃料電池の普及の徹底を図り、太陽光を含めて電気は、供給されるものから、水と酸素等の資源を元に、ユーザー自身で創り出すものにしなければならないのだろうか。

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