「無用」に重いです。2009/01/08 23:36

IXYDIGITAL70で撮影。
 FZ28の動画撮影の画像は良好なので、天体撮影(惑星関係)でレジスタックスによるコンポジット処理を行う為に望遠鏡に取り付けようとした。

 これまでは、FZ7で動画を撮影してレジスタックス処理をして、火星撮影等を行ってきて成果を挙げてきたが、ビクセンのアダプターのDGリングというのを介して、52㎜フィルター径に取り付けていた。

 この場合、テレ端にしないと画像がけられるのだが、テレ端の場合は、望遠鏡側の接眼レンズに当たってしまうので、ネジが切ってあるアダプターの筒を干渉しない長さまで伸ばして撮影する必要がある。

 FZ28の場合はフィルター径が55㎜なので、ケンコー製の52~55㎜のステップアップリングを噛まして取り付ける。但し、そのままだと、FZ28のレンズの鏡胴が太いので、直接アダプターに取り付けることは出来ないので、パナソニック製(FZ18・FZ28用)のテレコンバージョンレンズアダプターDMW-LA3を間に挿入する必要がある。

 こうして組みあげたのが上の写真。下がアダプターで実売価格2000円位。パナソニックのアクセサリーはなんでも馬鹿高いが、これは、リーゾナブルな値段である。

 ところがとんでもない欠陥がある。これが、総金属製なので堅牢なのは良いんだけれども(カメラの本体の方がずっと安物のプラスティックだが、これは、本物の金属)でやたらと重い。何かの重しに使える位。恐らく本来の使い方のテレコンバージョンレンズを取り付けても手持ちでは、使いにくいだろうと思う。

 天体撮影の場合は、望遠鏡に取り付けるのであまり重すぎるとバランスが崩れてしまう。この組合せだと、「デジタル1眼-G1」の標準ズームレンズ(フィルター径52㎜)にアダプターを取り付けた方がずっと軽い。
http://fry.asablo.jp/blog/2008/12/30/4033016

 このリングのおかげで一眼レフに匹敵する重さになってしまう。この部品は、テレコンが装着出来れば良いだけの役割で、内部がつや消しである程度の強度(強化プラスティックで十分)さえあれば、軽い方が良いに越したことはない。

 まさに無用な重さのオプションである。こうした点にパナソニック(旧松下電器)のソビエトカメラのゾルキーやキエフと共通する様な無骨さというか不器用さを感じるのは私だけだろうか。