イチローと勝負した韓国2009/03/24 18:25

SORAで撮影
 黄砂に含まれる有毒物質で喉がやられてゲロゲロ状態になった。
 医者で薬をもらってきて寝ている。EeePcのとワンセグでWBCの決勝戦を観戦。

 写真は、soraで撮影したイチローの最後の打席。このカメラは、感度が低いので、フラッシュ無しだとこんな風になってしまう。この後、タイムリーヒットで勝ち越し、チームを勝利に導いた。

 この試合って、韓国がイチローと勝負せずに歩かせていたら、判らなかったかも。日本人と違って、とにかく勝てば良いといのではなくて、正々堂々と勝負してくるのには恐れ入った。そこには、勝利のみを求める高校野球の様なズルさ、狡猾さはない。

 韓国との何度も対戦をみていると韓国のチームにも何やら親しみが感じられる様になってくるのも不思議なものだ。選手の体格とか顔の表情等をみると南海の選手等も想い出されて、関西人に近いものがあり、なんとなく懐かしい感じもする。

 とにかく、国威をかけた最後の1戦に勝利できたので、「日本人でもまだまだ出来るんだ。」といった自信を与えるのではないかというマスコミの論評だが、果たしてどうだろうか。

 今度はミサイル対策だ。

路上での図画像の陳列行為を撮影して何が悪いか!2009/03/24 18:42

CyberShotDSC-W120で撮影
 最近、地下街のスペースを利用して路上陳列タイプのパフォーマンスというか展覧が増えている。

 上と下は全く別の展覧であるが、上は、撮影していてもお咎めなし。下は、この展示に近づいて眺めているだけで、既に鋭い目線が、シャッターを切った瞬間に右側のガードまんのオッサンが飛んできて、「写真と撮らんといて下さい。」と一喝。

 危険人物だと思われたのに違いない。
 私の嫌いな中高年の爺さんだ。

 地下街で入場制限をしない様なところに「陳列」しているのは、別にホームレスのオジサンが拾ってきた雑誌等を売っていたり、大道芸をしているのと変わらない。

 大道芸でもカメラを回していると2~3回位恐い目にあったことがあるが、大勢の人間が通る通路のど真ん中を占拠してまでも自分の「あーと」と人に見てもらいたいのならば、カメラで撮影したって別にいいジャンといいたい。

 このガードマンの爺さんが恐そうだったのと少し風邪気味で元気がなかったので、いつもならば言い合いになるところだが、「オボエトケヨー」と今回は、すごすごと退散でした。

 カメラは、CYBERSHOTW-120。
 さすがに良く写る。

まだまだ修行が足らん!2009/03/24 23:35

佛教大学の仏教芸術コースでの卒論の指導していただいた小野田先生のダヤンウルスで何時も楽しみにしているのが、今週の一言。
http://www.netfam.jp/dayanulus/hitokoto/76

清水さんという人がチベットの諺をみて、いろいろと解釈をかいて、それに対して、ハーン(誰のことだろうか)が「清水君、まだまだ修行が足らん。」という喝を入れるが、第455回以降、「修行が足らん!」が入らなくなったので、その理由について悩んでいる。

それよりも、最近になってようやく小野田先生の偉大さに気がついた。
小野田先生は、私の論文指導では、どうも乗り気がしないようだが、こんな分野の専門家が源氏物語絵巻についての研究を指導するのは、絶対無理だと今更思ってしまった。

実は、日本におけるチベット音楽研究の第1人者なのである。

チベットやモンゴルの絵画や仏教、文学の研究者は比較的いる。(私の従兄も大阪外大で、モンゴル語を専攻し、モンゴル文学の翻訳をいくつか残している。)

「チベットの撥弦楽器ダムニェンの奏法と演奏曲」
http://www.bukkyo-u.ac.jp/mmc01/onoda/works/essay_j9.html
これは、単なるダムニエンの解説にとどまらず、チベット音楽史の詳細な解説である。

例えば、ダムニエンについてGoogleで調べてみると、日本語で詳細な解説や、奏法、はたまた日本人のパフォーマンスでは、小野田先生以外には、これだけのことが出来る人がいないということが判った。

私は、ダムニエンについて殆ど知識がない。

手元の『世界楽器切手総図鑑』(江波戸昭著,1987,日本郵趣協会)で検索してみると、さすがにダムニエンの記述があり、ブータンが1967年に発行したガールスカウトの切手2種に小型シート、中国が1961年に発行した新生チベット(ようは占領下のチベット)を描いた切手2種に横笛リンブ、ダムニエンが描かれている。

ダムニエンの図像についてみると、これもGOOGLEのイメージ検索で調べてみても、小野田先生のWEB以外に良い資料がない。

復弦3コースということで、リュートの祖先であるウード等に近いのか。糸巻の構造等は、ヴァイオリンに近い。西欧のリュートを大型化したテオルボと同様に共鳴弦を張って、持続音をトレモロ様に響かせると書かれている。

A,D,Gの音で調弦、構成されるところ等は、本当にヴァイオリンに近い。そういえば、形状も似たような感じもある。フレットもないので、微妙な音程のズリ上げ、ズリ下げが出来る。アラビア音階で1/4セント等を表現するが、もっと微妙な表現も出来そうだ。ピックで演奏するので音量も期待できる筈である。(三味線とヴァイオリンとギターの混血児の様な楽器なのか。)

なんか小野田先生の実演を聞いてみたいような気もする。

佛大には、音楽というか節談説教や浄瑠璃、落語研究の関山先生という大御所がおられるが、仏教舞踊・歌謡・音楽等の歌舞音曲のコースなんかつくれば、もっと面白くなるだろう。(関山先生には、テキスト講義しか受けていないが、実演を聴きにアチラこちらに出かけたりしている。説教浄瑠璃の三味線も、凄い音楽芸術だと思う。一人で話芸をしながら三味線も同時に演奏するという神業である。)