現在のSONYカメラにみられる軟弱さ等微塵もない。2009/04/09 00:15

メモリースティック”デジタルスチルカメラ“サイバーショット”『DSC-P1』は、なんと西暦2000年10月の発売。

JOSHINのジャンク売場で500円でゲット。その後、バッテリーを通販で購入。但し、充電器はないので、このバッテリーの電池が切れたら終わりである。

今日はこのカメラを持っていろいろと歩いてみた。10年近い前に発売された初期というか太古時代のデジカメとは思えない使いやすさと機動性である。

一番、感心したのは、起動が案外早いことと、AF追随が非常に速いので、スピーディな撮影が出来る。
 
 また、私の指の大きさとボタンのバランス等からみて、非常に使いやすい。ズームは3倍(光学式)と6倍(デジタル)であるが、ズーミングもスムーズでフォーカスもかなり速い。

 現行機でもAFが遅いカメラがあるので、その点では、こちらの方が使いやすい。

 但し、難点はメディア(メモリースティック)への書き込みが遅い。また、漢字で、「記録中」と漢字表記で表示される点等、イカツイ点もある。

 昔のSONYの質実さを感じさせる機能主義の設計であり、現在のSONYカメラにみられる軟弱さ等微塵もない。

 画質は、この時代のカメラとは思えない程の精細感がある。色調、コントラストの具合等、現在のCYBERSHOTシリーズと共通している点もある。

戎橋筋 裏商品探索2009/04/09 09:28

Cybershot DSC-P1で撮影
 戎橋筋商店街は、もう20年位通っているが、大分様子は変わってしまっている。

 お店の数が減少し、マンション等が立ち並んでいる。また、昔からあった二宮無線の電子部品(エレホビー)は、同じ人が別の会社組織で店を立ち上げてやっている。それにしても電子パーツの店が減少。

 また、販売されているものも、秋葉原では、「裏商品」というか、互換バッテリーやパーツ、ジャンク部品等が未だに多く販売されており、それが一番の魅力であるが、戎橋の場合は、これらのお店も相当少なくなってしまった。

 リサイクル法の影響でジャンク品は、大手家電店が引き取って、メーカー直送の割合が増えているので、こうした中古品の流通ルートが限定されてしまったことが大きいようだ。

 こうして、一般で買える商品ばかりになってしまっているので、これだったら、インターネット通販でいくらでも安い店があるので、意味がない。

 新たな店を探索する為に裏通りに入ってみた。写真は、五階(Cybershot DSC-P1で撮影)。ここは、明治時代に五階建ての巨大の百貨店が建っていた場所で、その地名が残っている。知り合いの飲み屋のオバサンがここの地域で、育ったという。大工屋さんだったらしい。電動工具等が色々販売されているが、中古パーツ類は少ない。

 こうしてみると、ソフマップの中古販売やJOSHINのアウトレットコーナー以外には、訪問する価値はなくなってしまったようだ。

タンポポの様に逞しく2009/04/09 22:23

Cybershot DSC-P1で撮影
 関大の同窓生で高校の教員をされている方と電話で話したが、「最近は、再び高卒で就職を目指す人が増えてきている。」という内容の話を聞いた。
 クラスでクラスでトップクラスの生徒が大学進学を断念、中級国家公務員試験に合格して、4月から勤務しているという。競争率は、100倍近かったそうだ。
 その生徒は、前年までは、進学を目指していたが、模試の結果では、東大、京大に現役で合格出来る程の学力だったそうだ。
 その彼が、佛教大学通信の教育学部に進学して、教員を目指すという。新年度を迎えて、新しい職場、学修への道のりが始まっている。
 結局、写真のタンポポの様に、どんな環境でもそれだけの芽を出す能力がある人間は、しかるべき地位・立場につけるということで、この点で、私の様な人間とは異なる。
 こんな優れた学生も通信教育課程に入ってきているのだから、佛大の先生も、そういった事情を察して、通信生を見下げることなく、通学生と同様の熱意を持って教えて上げて欲しいと思う。

きしめんの独特の形状の理由についての考察2009/04/09 22:49

 きしめんというのは、良くできた食べ物だと思う。

 今日は、4時頃に、梅田第3ビルにあるさぬきうどん屋さんで、生醤油うどんを食べた。これも美味しかったが、やはりお醤油の味が、うどんの内部には浸透せず、特にコシが強いので、内部、グルテンの味がして、しかも、そのグルテンの粒子が結構大きい。だから、コシがあるのだけれどもやはり味に繊細さを欠く。

 その後、居酒屋で7時位までいて、その後、きしめんのあまのという店(阪急ノースモール)できしめんあまのを注文。この店は、それまで3回程、ザルきしめんを食べ続けていた。これも美味しい。きしめんの味もそうだが、醤油と鰹節のダシのしつこさがウズラの生卵で緩めてくれるのでちょうど良い味になる。お酒で火照った口の中を冷やしてくれる効果がある。

 ザルきしめんを待っている間には、カウンターの目の前で、様々なきしめんが調理されている。特にお味噌の匂いが、食欲をそそる。そこで、このお店でもっともシンプルかつオーソドックスな「きしめんあまの」を注文する。

 これは、醤油ダシに鶏肉少々、ネギが入っているだけのシンプルな中に、とっぷりときしめんが浸かっている。汁の中にきしめんが入ってもコシが弱くなることなく、しっかりとしており、歯ごたえもある。

 お出しの秘密は、お醤油(濃い甘口)と鰹節のダシであるが、そのだだ辛さをネギが受け止めて中和している。だから、ダシ汁の味は、それだけで中立・中和状態を保っている。この味のバランスをカウンターで調理しているお兄さんは、注意深く調整する。少しでも狂うと味が台無しになるからだ。

 更にチョビット入っている鶏肉は、仄かな濃くをダシ汁の中に与えてくれる。これもなくてはならない存在だ。

 きしめんは、コシはしっかりとしているが、なおかつ、このダシの味をしっかり染みこませて、小麦粉の味と溶け合って実に旨い。

 きしめんは、あれだけ平たく表面積が大きいので、うどんに比べてダシが染みこみやすい。うどんでも十分にダシを染みこませることが出来るが、そうなると、昔の小包を結わえた荷造りヒモの様な堅さとなって全く歯ごたえがなくなる。つまり、コシを失ってしまう。(佛教大学四条センターの地下のうどん屋さんが、典型的なそうゆううどんを出す店だ。あれは、あれで、京都風ということなんだろう。)

 きしめんの独特の形状は、ミソや醤油等のダシをしっかりと受け止めて、自らも存在を主張する為に考え出された優れた発明品だと思う。

 私は、名古屋人ではないが、きしめんも味噌カツも好きだ。(海老フライは嫌い。ライスカレーは好き。)