アルカロイド毒で痛風を制す!(訂正)2009/05/31 10:30

コルヒチンを夕食後2錠の処方に変えてもらい2日目にやや痛風の症状が軽快した。以前にも飲んでいたが、夜に飲む方が効果があるらしい。

医者によっては、コルヒチンはアルカロイド毒等で投薬を嫌がる人もいる。発作が発生したら効かないという説明や医者もいるが、ウソである。慢性化した場合にも使っている医者もいる。

コルヒチンは、ユリ科のイヌサフランの種子や球根のアルカロイド毒を抽出したものである。

物騒なクスリであるが能く効く。

高校や中学で学習したが、細胞分裂の際に細胞が分かれる時に細胞間に触手の様な筋が伸びるが、その筋の部分の蛋白質の生成を阻害する作用がある。

特に植物の場合は、種なしスイカの栽培に使用されるし、人間でも精子数の減少等の副作用があるという。

スイカ栽培農家の人は痛風ではないが、この錠剤を持っている。

また、白血球(好虫球)の活動を阻害する作用もある。痛風の場合は、馬鹿な白血球が関節間に蓄積した尿酸塩の結晶を最近と間違って攻撃する為に酷い炎症が起こることにより発作が起きるので、この白血球の活動を抑えることで、痛風の発作を鎮めるのに大きな効果をもたらす。

また、同様の効能からベーチェットにも効果がある。(異常な細胞の増殖を抑える効果もある。抗ガン作用もあるが、副作用がそれ以上大きいので、実際には使用されない。)


副作用としてヒ素中毒に似た中毒症状が起こる。発熱、下痢、背部頭痛等があり、私も朝起床した時に少し感じた。過度の服用は、死亡につながる致死量は僅か数グラム。

面白いのは、グラリオサの球根にも、コルヒチンが含まれており、山芋の球根(これが美味しい)と間違えて食べて中毒死する事故も発生した。(最も、入手しやすい毒薬だ。)


訂正=グラジオラスと違って、グラリオサでした。母親にこのことを話と、グラジオラスは、山芋とはまった似ていないが、グラリオサは似ているとの話だった。

2部廃止等で行き場を失った学生さん達2009/05/31 10:48

 不況の嵐が吹き荒れる中で、教育の機会均等の場が失われようとしている。
 昨日の毎日新聞夕刊で大学の2部の廃止が続いており、働きながら大学教育を受けたい人が困っているという記事があった。
http://mainichi.jp/kansai/news/20090530ddf041100017000c.html

 大学も学生数の減少で採算状態は悪くなってきているところへ来て、今回の不況の影響で資産運用の目減りが目立ち、大手大学企業でも特損を計上するところも出てき始めた。

 大学の営利法人化により、不採算部門を切り捨てることが当然の様に行われる様になった。昨日の記事は、大阪市立大学の2部の廃止の件であるが、国公立大学も営業採算を重視する独立法人への組織機構の切り換えで、当然、リストラも断行される。

 大学が「企業」に変わってしまって、迷惑なのは、真面目に勉強しようとする学生達だ。

 実際、大学には不要とみられる豪華なキャンパス建築や学生には分不相応なスポーツ施設、或いは、定員割れを起こしているのに校地を新たに購入して、人のいない学舎建設、天神祭の為の巨大船購入等の馬鹿らしい無駄遣いをしている。

 一方で、文系の研究助成金は削られ、図書館の図書の補充も行われない様なことが当然の様に行われている。

 この様な無駄遣いを止めて、経済的にハンディのある学生達の為に「分け隔てなく」教育を行う為に費用を振り向けてみたらどうだろうか。

 佛教大学では、通信教育を実施しているが、ある意味、これだけお金に余裕がなくても学びたい学生さんたちが大勢いる訳で、2部廃止等で行き場を失った学生さん等を受け入れれば、一層、「共生」の思想を実現することになるのではないだろうか。

バイロイト第9の波形2009/05/31 21:32

 フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団によるベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」の終楽章の波形である。

 コンピューターのデジタルノイズの影響をさける為に真空管式アンプに直結されたサウンドブラスターSBDMSXVは、さすが店員さんに「「DAT」並みの品質の録音出来ますよと。」と言われただけあって、非常にクリアにアナログ波形をデジタル変換してくれて、USB経由でパソコンに接続され、♪超録 - パソコン長時間録音機でWAVファイルに変換され、PCにHDD録音される。

 そのWAVファイル自体が非常にクオリティの高いものであるが、更に、SSW6.0でノイズをカットしたり、不要な部分を削除した上で、レゾナンス(アンビエンスモード)とエンハンス処理(ヴォーカルモード)を行った上で保存され、CD-Rに焼いている。

 そのCD-Rからipodに転送したものを聞いているが、これが同じLPかと思う程に、ダイナミックかつクリアな音響で再生される。LPなので、ノイズが聞こえるが、私にはそれ程、気にならない。

 バイロイトの第9は、EMI版が3種類、その他、盤オコシの市販CD等数種類持っており、どのどれもが音が異なるが、演奏に乗りきれないというか、どれも満足できないものであった。

 今回の波形編集されたCDは、自分が満足の行くように音造りしているので、普遍性に欠くが、思った通りの音で聞こえてくれる。

 それにしても、凄い波形である。フルトヴェングラーは最初は、抑え気味して、最後のコーダ-の部分で最高潮に達する様に指揮していることが波形の振幅がピーク時で段々大きくなっていることで判る。フルトヴェングラーの演奏の波形は、こんな風に大抵振幅起伏が激しく、しかも急峻である。他の演奏者の場合は、もっとなだらかだが、フルトヴェングラーの波形は、急遽、大地震がやってきた様に振れる。

 凄いことだと思う。