怖ろしい程、細かい音が聞こえる。2011/01/16 23:20

 四条センターでは、黒田先生にお話することができなかったので、クリスキットのことを話せず仕舞い。

 クリスキットが懐かしかったので、久しぶりに電源投入。DENONのプリメインの上にあるのが、クリスキットMARK8D。

 MARK8Dでは、LPレコードが再生出来ないので、DENONのRECOUTからイコライザーアンプからの信号を取り出す。

 スピーカーは、SE120がおうぶに持って来てしまっているので、桝谷さんが唯一推奨されていたYAMAHAのモニタースピーカーを接続して聴く。

 やはり、ノイズが少ないせいか微細な音の特長やら、テープの場合は、ヒスノイズが盛大に聞こえる。DENONや300Bでは、それ程、気にならなかったヒスノイズであるが、ここでは気になる。

 また、CDでもアナログ録音等は、マスターの劣化とか、スタジオノイズとか、とにかく怖ろしい程、細かい音が聞こえる。

 声楽等は、歌手の息継ぎとか良く判るし、ピアノの場合は、タッチの変化や強弱、アクセントが他のシステムに比べて際立っている。

 たしかに凄いが、音楽を楽しんで聴くにはどうかな。

 右は、桝谷先生推奨のVICTORの3HEADカセットデッキ。これも素晴らしい製品である。テープの限界まで再生出来る。上は、SONYのSACD等々。

 カセットデッキの下は、パラサウンドというマイナーメーカーのDAC。凄く分厚い、情報量の多い音が聞こえる。

戦争と地震の話2011/01/16 23:24

 明日は、阪神淡路大震災の日である。

 飲み屋でも話題になっている。場所柄、長田に住まわれている人がいて、地震の話になると、やはり、被害が相当酷かったので、全壊とかそういう話になる。

 お話した人は、居住しているのは、須磨区で、事務所が長田にあって、長田の家は、全壊となったが、地震保険に入っていたので、800万円がもらえたという。当時、神戸でそんな地震が発生すると考えていた人がいないが、ある大学教授が「近い内に神戸で地震が起こる。」と予言されていたのを聞いて、発生の数ヶ月前に加入したという。

 地震で神戸の街は、昔の面影を失ってしまったが、随分綺麗に復興したというのが、その人の感想。地震の凄さよりも、もっと戦災の方が凄かったという。山手から海端まで、まるで建物が無くなり、大丸等の建物は、ポツンポツンと見えていたという。

 それから戦争の話になった.....とにかく、アメリカがイカンという意見で話が一致して盛り上がった。

 その後、再び地震の話になったが、須磨の家は、電気、ガスが復旧したが、一番、遅かったのが水道だという。うちの川西の実家も今も家が傾いている程(おうぶの家も地震の影響で傾斜しているが)であるが、水道、電気が先に復旧したが、ガスがないので、水風呂に入っていた。それでは、大変なので、日本橋に行って、熱帯魚用のヒーターを捜して来たが、これでは、水温が殆ど上がらなかったのを記憶している。食べ物は、七輪でおでんとか焼き鳥とかして食べたら、それなりに凄く美味しかった。

 このオジサンの家は、水が出ないので、最後の最後まで苦労したという。数ヶ月経ってようやく赤茶けた水が出た時に、感動して、風呂に入る順番を家族で決めるのに難儀したが、「まず、嫁に入ったもらった。」という。赤茶けた水ではあったが、水のありがたさが良く判った。

 地震というのは、本当に突然やって来て、ライフラインがズタズタにされて、心の準備も出来ていないのに、酷い目に逢う。それでも、生きていた、赤茶けた水の風呂に入れて時に、「生きていてよかった。」と思ったそうだ。