独特の海社(うみやしろ)の祇園舎2010/12/26 23:32

これもBESSARとSUPER-WIDE HERRIER 15㎜で撮影したもの。
下津井吟行で印象的だったのは、瀬戸大橋と、冬凪の海の近景、
そうして、この独特の海社(うみやしろ)の祇園舎であった。

祇園信仰には、蛭子信仰が根底にあり、これに後の世に、素戔嗚
尊への信仰も加わっているが、海社の祇園者は蛭子、つまり、
水死者やあるいは、海幸の海神信仰、そして、水に関係してくる
ので、遊女信仰、あるいは、淡島神社の様な雛流しの信仰など、
複雑なものである。

蛭子は、遠い海のかなたから、やってきたマレビトである。
つまり、蛭子を祀ることで、その海の町は、守られて、幸福に
なるのだと思う。


冬荒れに素戔嗚おののく海社

さすがに15㎜(35㎜フィルム換算)2010/12/26 22:05

 フォクトレンダーのライカLマウントフィルムカメラ、BESSA-RにSUPER-WIDE-HERRIER15㎜で撮影したのを現像に出していたのが出来て来た。

 鈴蘭台の写真屋さんであるが、露光がアンダーなのを旨く調整してくれている。

 先月の俳句同時23周年記念大会(毎年記念大会らしい)で、デジカメと共に撮影したもの。

 さすがに15㎜(35㎜フィルム換算)なので、超広角なので、瀬戸大橋の全景と下津井の町の全景が入っている。

 この他、海社(祇園さん)とか漁港、堤防等を映したのもあるが、広角は、なかなか楽しいが、構図を決めるのがむしろ大変。

 やはり28㎜程度が使いやすいみたい。

久々にお月さんを撮影。2010/11/09 17:31

 久々にお月さんを撮影。

 と言っても、望遠鏡無しでのコンパクトデジカメによる撮影である。

 カメラは、LUMIXFZ28(EZズーム2MB)で辛うじてクレーターは写るが、西空低くて解像度も落ちるので、若干フォトショップで処理をしてある。家の中から炬燵に入ってもこれだけ撮影出来るので、各月齢を撮影して写真集にしようかな。

 実家に置いて来た望遠鏡が恋しい時期になった。

今朝は、寒くて目が覚めた。2010/07/02 08:54

 今朝は、寒くて目が覚めた。

 就寝前は、蒸し暑いので
ウィンドエアコンを暫く運転してから、雨戸を閉めて、扇風機を回して床についたが、夜明け頃には、寒くて、布団を被りなおした。

 部屋をみると何やら黒いもの蠢いている。何かと思ったら、体長20㎝ばかりの巨大なムカデである。

 余計怖くなって布団を被ってねた。

 前日には、アシナガバチの襲来に悩まされた。追い出そうとするが、何度でも入ってくる。この家は、昆虫、動物達にとって居心地が良いのだろうか。


 翌日、玄関に出てみると、ドアの右側の花壇に、例の黄色い花が多数咲いている。これも昨日までは咲いておらなかった。
DSC P1で撮影。

年代もののニコンであったが、よく手入れされていて、カメラの持ち方等をみて、この人は、カメラマンだと思った2010/03/28 10:39

 今日の毎日新聞朝刊に「焼けたカメラ工事現場から」という記事が掲載されていた。

 91年6月に発生した雲仙・普賢岳の取材カメラマンが火砕流に飲み込まれて犠牲になったが、そのカメラマンの所有とみられるFM2が発見されたとのこと。

 この犠牲になった事故の状況について、当時、現場にいたカメラマンに直接、話を聴く機会があった。

 96~97年頃に、仕事の取材で鹿児島県志布志に向かうフェリーに乗船した。そのカメラマンにお目にかかったのは、帰阪の時に乗船していた便であった。

 飲んだくれていて、あんまり風呂に入っていない様な匂いがしたので、遠慮していたが、フェリーでビールを飲んでいたら、向こうから近づいてきた。

 いろいろとお話をするうちにそのおじさんは、カメラを取り出して、1枚撮らせてくれといった。かなり、年代もののニコンであったが、よく手入れされていて、カメラの持ち方等をみて、この人は、カメラマンだと思った。

 名刺をくれた、名前は、Mさんという。

 いろいろと、取材撮影のお話をしてくれる。彼は、どこか南国の島のFという情報誌のカメラマンということだが、実際には、フリーのカメラマンで、大災害とか事件、発見等の現場に駆けつけて、決定的瞬間を撮影して、新聞社や報道機関に持ち込んでお金をもらって生活している。

 正直いって、彼の風体からは、カメラマンであると信じられなかったが、コウノトリの撮影とか、そういった実際の仕事の話になると、急に目が生き生きとしてくるので、本物だと思った。

 91年6月の普賢岳の火砕流の時も、彼は、現場の一番危険なところにいた。一番、迫力ある写真を撮らないと写真が売れないので、当然だ。

 普賢岳の噴火が一番、よく見えるその場所は、山頂から伸びる谷底に面した地点であった。そこに数名のカメラマン、新聞関係も含めて居合わせていたという。

 突然、ゴォーっという音が聞こえたかと思うと、洪水のような火砕流が流れてきた。本当に逃げる間もなかったという。

 谷から上に上がる道らしきものはなかったが、必死に崖にしがみついて、1人が上に出ることに成功したので、その人の右手につかまって、次の人が、3番目にMさんが、Mさんも右手を伸ばして、後のカメラマンを引き上げようとしていたが、4番目にいたカメラマンの手が離れて、火砕流に飲み込まれてしまったという。

 現場からの突然の避難で、カメラバック、機材等のあらかたを失って、命からがら生き延びたという。

 Mさんと、その後には、逢ったことはない。「そんなつまらない仕事なんかしていないで、ワシと一緒に各地を撮影して回らないか。」と誘われたが、本気にはしなかった。

 Mさんは、元気だろうか。今、この記事を眺めて、当時のことを思い出した。

教会2010/03/09 21:34

 昨日は、兵庫県庁に出かけた。

 近くには、聖光教会や、兵庫県公館がある。

 聖光教会の尖塔は、震災で壊れたが、見事復興されている。
 付近には、神戸山手女子大等の大学や兵庫県の庁舎等がある地域。
 聖光教会の鐘楼の部分が特に僕は大好きだ。
 天気が良い時に下から眺めると、何やら神様がいそうな雰囲気があるから。

 公館の写真も撮影したが、どうゆう訳か、ネガが汚れて黒い斑点がついてしまったので、使えず、辛うじて、このブロンズ像のみ。


 やはり、現像は、相当、デリケートなものなので、乾燥中に水滴等が付かないように気をつけないと。

 高校の時は、もっと高度な現像や焼き付けをやっていたのに、ここまで駄目になるなんて。

 カメラは、ライカⅢa。ELMAR50㎜。
 50㎜では、風景の写真は少し厳しい。


モノクロ写真集(自家現像第2弾)2010/02/25 21:55

 ダークレスという簡易現像キットを使用してモノクロフィルムの現像に挑戦しており、今回は2回目。
 相変わらず、難しい。今回も定着が不十分なので、最後の方のコマに定着ムラが発生してしまった。
 前回は、大部分のコマが駄目になったが、今回は、かなり使える写真が出来てきて、少しは上達した様だ。
 今回は、現像は2分半、定着は6分だが、10分位やっていても良い位。フィルムがパトローネに入ったまま現像液、定着液につけるというどうしようもないアンチョコな方法での現像で、定着が出来ている確認出来るのはフィルムを附属の金具でパトローネを開いて取り出してから。
 それで、今回も抜けていないコマがあったので、更に定着液にいれるが、この時点で手遅れになっているので、10分位に時間を延ばした方が良いかも。
 それでも一応沢山のコマが映っているので、満足して、フィルムを水洗い、その後、洗濯挟みで吊って乾燥。
 最近は神戸でしか撮影出来ないので、ツマラナイ写真が多い。これは、公園の木。どうにもつまらん。

 これは、意味不明の石垣の様な花壇。装飾のつもりか。私には死体焼却炉の様に見える。

 ミイラの様なオッサンの裸。これは銅像。悪趣味だが、モノクロだと面白いかもと思って撮影。

 これも意味不明のオブジェ。あんまり面白くない。

 どうも、僕は、神戸の街のデザインとか美術が理解出来ないようだ。京都や大阪、岡山、そういった地域のものは理解出来るが、神戸は、意味不明の世界の様な気がする。
 人種が違うのかも。

 撮影に使用したカメラは、LAICAⅢa+Elmar50㎜。コンパクトなので、愛用している。



もっと色々と撮影してみよう2010/02/04 21:59

 こちらは、元町の写真で、LAICAⅢa、レンズは、ELMAR50㎜。

 ネオパンモノクロフィルムで撮影。
 フィルムスキャナは、YASICAFS500
 現像から画像化まで一貫で出来る様になった。

 自家現像である。他にも一杯写真を撮ったが、全部駄目になってしまった。

 定着時間が短すぎたので、液が全体に行き渡らなかったようだ。定着の時間は、4分とあるが、この倍位かけても問題はないと思う。

 現像処理は、旨くいっていたのに残念。
 
 こうして、おぼおぼとした白黒写真でみると、何か戦前の中国租界で撮影した様な雰囲気の写真になって面白い。

 もっと色々と試してみようと思う。

自家現像・デジタルデータ化に初挑戦は失敗だった2010/02/04 21:51

 今日は思い切って、ダークレスという簡易現像キットを使用してフィルム現像とスキャンニングに挑戦した。
 ダークレスは、現像タンクでの現像に比べてむしろ難しい。小さな拡販レバーは回しにくいので、現像は旨く出来たが、定着がムラになってフィルムの半分が駄目になってしまった。
 一番、困ったのは、アンプルから現像液を出すときになかなか出てくれないことや、アンプルを割る時に手を切りそうになったり、鬱陶しい。


 やはり、これは、大きな現像設備とかない未開の土地に探検に行って現像したり、そういった人達の為の非常用で、むしろ取扱に熟練を要する。
 12枚採りのフィルム位がムラ無く出来て良いようだ。
 これを、今日届いた、YASICA(EXEMODE)のフィルムスキャナFS500で取り込みを試みる。1万円という値段だが、電源は必要なくUSB接続で簡単にネガフィルムをデジタル変換出来るという。


 実際にやってみると、フィルムを6枚毎にフォルダに填めるのは大変。ここまでならば、CANONのフラットベットスキャナのおまけでも出来るが、さすがにフル解像度で取り込むと、解像度は、500万画素と言われるだけ、十分であり、お店で、CD-ROMに焼いてもらった時の様な不満はない。
 しかし、フィルムの傷とかゴミの影響を強く受けるので、大変。
 こうやってオリジナルのネガから白黒写真が出来たが、カメラがLAICAⅢaだし、モノクロだし、現像技術も稚拙なので、本当に大昔に撮影された様なレベルの写真が出来てしまった。



銀塩回帰2010/02/02 21:52

 「銀塩回帰」である。
 但し、今回からフィルムはモノクロで、自家現像・プリントである。

 愛用のFZ28が陳腐化し、液晶まで割れてしまったので、すっかりデジカメには興味が無くなってしまった。

 むしょうにアナログというか銀塩写真が撮りたくなったが,DPE店に出すのも嫌な感じがする。 

 今週中に発注しているフィルムスキャナーが届く。これを使えば、現像まで自家で出来れば、デジタル工程が入るものの、銀塩のDPEの完全自家製が完成する。

 写真のダークレスという製品は、ケースの絵の右側の容れ物にパトローネを挿入して、そのままアンプルに入った現像液・定着液を入れて混合すれば、現像が完成する仕組み。

 何やら学研の学習雑誌の付録の様だが、フジフィルムの製品で、暗室やダークケースが入らないのが売り物。

 これで手軽に現像出来る。1セットで3個までで、スペアのアンプルを買えば、何回でも出来る。

 これ以外に現像タンクを買って粉末状の現像液や定着液を買って、自分で溶解してやる方法がいるが、保管用のタンクは居るし、保存が悪いと液が使い物にならなくなってしまう。

 結局、自分で溶解して現像液を作る場合も必要量に抑えておかないと事実上保管が利かないので、無駄になる。そうなると1回毎の使い切りのダークレスシステムの方が経済的だと思う。

 モノクロフィルムに似合うのは、やはりクラカメで、パルナックライカ(Ⅲa)を持って街に出て撮影してみようかと思う。(神戸のレトロな建物等撮影してみると良いかも。)