長いガリレオの右手中指が示す方向2009/01/26 22:24

『ガリレオの指』(ピーター・アトキンス,2008,第8版,早川書房)がAMAZONから届いた。昨日、インターネットで発注して、翌日に届いた。どんなシステムを使っているのだろうか、驚くばかりだ。

最近、衝動的に本を買っているので、後のカードの支払いが大変なことになりそう。

これから、この本を読み始めるが、この本を買った理由として、18世紀にガリレオの墓が暴かれた時に、遺体から切り離された指(右手の中指)の写真が掲載されているからである。著作権とかあるので、ここには載せられないが異様に長い指である。

何故、右手の中指かという点ならば、悪魔払いの儀式に通じた人であれば理解出来ることである。悪魔は右手の中指が異様に伸びるのである。人間が魔性を持って悪魔に変化する時には右手の中指が伸びるのである。

あのニッコロ・パガニーニは、悪魔のヴァイオリン弾きであったが、やはり、右手の中指が異様に長かった。西洋科学も元々は、錬金術、黒魔術が起源とも言われているので、迷信深い18世紀のこと、当然、ガリレオの右手が切り取られたのである。

この本では、ガリレオの指は、17世紀初頭の科学が新しい転機を持ち始めた象徴として捉えられている。西洋科学は、それぞれが関連性の無い、発明と発見の積み重ねと考えられがちであるが、まず、基本概念→仮説立論→検証→実証→理論の確立の流れを時間軸に沿って展開して来たとすれば、「ガリレオの指」は、正に、その方向を指しているのだと思う。

また、この本を通読してからの感想等もここに挙げてみたい。

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