「建前と本音」の距離が出来たことが気になった2009/06/23 10:56

「緊急告知」
http://subwww.bukkyo-u.ac.jp/view/dsc_tpc.php?id=2975&place=library

 佛大図書館の本が被害にあったらしい。

 いくらなんでも、程度の低いことをするものだ。破られている表紙からみて社会福祉の学生さんのようだが、こんな荒んだ心を持った人が福祉関係の資格を取得して、職場で働いたらどうなるんだろう。

 悪質な行為だが、こういった心を産む様な状況に至っている理由について、教学の立場から、考えなければならないと思う。

 昔、佛大通信に在学していて、最初に入学した時代に比べて、最後の頃は、「建前と本音」の距離が出来たことが気になった。

 教育学部主導で、実用的なもの、アグレッシブな部分を積極的に評価し、学・官教育の連携を強めるというのが、最近の佛教大学の風潮だが、学生に空虚感が産まれてやしないか。

 これは、佛大だけではない、また、社会福祉や教育の分野だけではない、文学や芸術の分野までも含めて、ランキング・ラベリングと、セミプロ化が進み、やがては、人間関係までもが、「建前と本音」の間の距離が、どんどん開いていく空虚感というものが、人間らしい心を押しつぶしてしまうのだと思う。

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