MTBの事故で亡くなるとは思わなかった2010/09/17 00:07

 大阪センチュリー交響楽団の首席コントラバス奏者の奥田一夫氏が亡くなられた。

 ご冥福をお祈りします。
 奥田氏は、東京芸大を卒業後、数々の輝かしい経歴を経て、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー、大阪センチュリー交響楽団の首席を務められておられた。

 9月12日に急逝されたが、兵庫県宍粟市の氷ノ山の登山道で、マウンテンバイクで下山中に段差につまづき前のめりに転倒して、首の骨を折って、亡くなられたという。

 僕は、奥田さんの演奏は、大阪センチュリーの時はあまり聴かなかったが、20年余り前まで、大フィルで演奏されていた時に、実にユニークな姿勢で演奏されるので、注目していた。

 ブルックナーの交響曲第4番「ロマンチック」の第2楽章で、ダンダンダンダンとリズムをコントラバスが刻む、単調な部分だが、それを、もの悲しげな独特の視線でピチカートを弾かれていた時の表情が忘れられない。

 しかし、MTBの事故で亡くなるとは思わなかった。

これ位庇が深かったら、雪とか風とか快適に防げる2010/09/17 16:29

 運動会が五月蠅いので、実家に帰って仕事。

 eモバイルとパソコンがあれば、どこでも仕事可能。SOTECの安物ノートにメモリ増設して、32インチのディスプレーとキーボード、マウスを接続すれば、全然、デスクトップと操作環境は変わらない。

 むしろ、この機械の方がへたれていないので、快適である。

 仕事が一段落したので、GOOGLE EARTHで世界中の街のストリートビューを楽しんでいる。自分の家の前の画像を削除依頼しているのに自分勝手だと思うが、やはり、面白い。

 今日は、アルプスの北側の地域を散策。途中で、こんなに面白い家を発見した。

 これ位庇が深かったら、雪とか風とか快適に防げると思うが、メンテナンスが大変そうだ。

 やはり家は木造家屋だと思う。
 この辺りの場所がどこか忘れたが、ブルックナーの室内楽がぴったりの楽しい地域だ。

卑弥呼の宮殿と桃の実・日本神話の世界とのつながり2010/09/17 23:12

2千個超える“魔よけの果実”発見 奈良の纒向遺跡

纒向遺跡から出土した桃の種と籠=15日、奈良県桜井市東田(沢野貴信撮影)  邪馬台国の最有力候補地とされ、「女王・卑弥呼の宮殿」とも指摘された大型建物跡(3世紀前半)が確認された奈良県桜井市の纒(まき)向(むく)遺跡から、全国最多となる2千個以上のモモの見つかった。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100917/acd1009171959002-n1.htm


恐らく、桃の実は魔よけといっても、死者の弔いの意味もあったのだろう。

古事記のイザナギ・イザナミの黄泉の国の神話は、卑弥呼の時代の祭祀を伝えている。

このことは、9月4日付の私のブログ記事「日本神話の『幽冥界』」に佛教大学の斉藤英喜先生の佛教大学四条センターでの講座のことを書いた中で、取り上げたことがらにつながってくる。

特に、黄泉の国から地上世界へと逃亡を図る時に追っ手を追い払うのに桃の実が活躍する件について、斉藤先生が、桃の実の魔除けとしての威力について説明されたのが、今、古代遺跡の発掘で、そっくり現代に蘇ったのである。
http://fry.asablo.jp/blog/2010/09/04/5330469

こうしてみると、日本神話、古事記やその他の伝承と考古学の実際の発掘成果との関係をみていくと、なかなか面白い古代世界のイメージができあがってくるのではないだろうか。

つまり、日本でもかのトロイア発見・発掘したシュリーマンのみた夢というか幻想が現実となることが可能なのである。

写真は、真福寺本の『古事記』写本の桃の実について記述された部分。