MTBの事故で亡くなるとは思わなかった2010/09/17 00:07

 大阪センチュリー交響楽団の首席コントラバス奏者の奥田一夫氏が亡くなられた。

 ご冥福をお祈りします。
 奥田氏は、東京芸大を卒業後、数々の輝かしい経歴を経て、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー、大阪センチュリー交響楽団の首席を務められておられた。

 9月12日に急逝されたが、兵庫県宍粟市の氷ノ山の登山道で、マウンテンバイクで下山中に段差につまづき前のめりに転倒して、首の骨を折って、亡くなられたという。

 僕は、奥田さんの演奏は、大阪センチュリーの時はあまり聴かなかったが、20年余り前まで、大フィルで演奏されていた時に、実にユニークな姿勢で演奏されるので、注目していた。

 ブルックナーの交響曲第4番「ロマンチック」の第2楽章で、ダンダンダンダンとリズムをコントラバスが刻む、単調な部分だが、それを、もの悲しげな独特の視線でピチカートを弾かれていた時の表情が忘れられない。

 しかし、MTBの事故で亡くなるとは思わなかった。

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