祖父の33回忌の命日2010/11/29 09:34

 今朝は、大変寒く、恐らく外は零度位か。山の上なので仕方がない。

 今日は、祖父の33回忌の命日である。それから18年経ったあの地震の年の暑い暑い夏の盛りに、祖母が逝き、それから15年経過した今年のひな祭りの時期に叔母があの世に旅立った。叔母は、源氏物語を愛していたので、ちょうど今頃は、須磨・明石の上巳の祓えの時期であったと思っていたろう。

 祖父の展覧会も33回忌の法事よりも、抹香臭いことが嫌いな本人は喜んでいたことだろう。内容のある展覧会であった。

 叔母は、33回忌に相応しい展覧会として企画を進めていたが、とうとう、その展覧会を見ずにこの世を去った。

 こんな風に、彼岸に居る人の方が増えた今、墓参りや法事等をしてもらえる身内がある人は幸せである。

 叔母逝ける上巳の祓え波静か

 夏の月を恋しがりて逝ける祖母

 小春日にもういくのかと祖父の声

 参拝の絶えたる墓石に菊一輪

コメント

トラックバック