不平等条約の改正に本気に取り組んでも20~30年はかかるだろう。2010/06/02 22:47

 鳩山さんが辞めた。
 小沢さんも辞めた。

 これで、民主党との連立を目論んでいる某政党(小沢さんが、目の敵にしていたが、政策は殆ど共通しているので、小沢さんが辞任すれば、可能性がある)が動きだすかも。

 社民党と組むよりも政権は安定する筈。これで、ますます朝三暮四の、庶民イジメの政権が盤石になるだろう。

 普天間問題は、沖縄県民との関係がクローズアップされており、鳩山さんが沖縄県民の意を汲んで対応しておれば、解決出来た筈だとの意見もあるが、そんなことは、空想に過ぎない。

 つまり、普天間問題は、対米問題、在日米軍との間に戦後以来、ずっと続いている占領者と被占領者の上下関係が続いており、日米の軍事同盟が真の意味での台頭な関係ではなくて、隷属的な関係なので、日本は、「沖縄から米軍が出て行けと」と正面から言える様な状態ではない。

 だから、キャンプシュワブの埋め立てとか自然保護とか、県民尊重といった問題以前に、日米安全保障条約という不平等条約の改正を行わなければ、日本は、アメリカ占領軍に対して自由に物は言えない。

 不平等条約の改正に本気に取り組んでも20~30年はかかるだろう。僅か就任後9ヶ月の鳩山首相や民主党に期待すること自体が無駄である。

 だから、最初から、社民党との連立政権等、絶対にあり得ないと僕は思っていた。

 もっと早い内に社民党との連立を解消して、普天間問題をうまく誤魔化しておれば、数ヶ月は、鳩山政権は長持ちしたかもしれない。

 鳩山首相は、もとから沖縄米軍基地問題を解決しようとする意図はなかったのだと思う。

 参議院選挙をどんな形で乗り切っても、今度は、財政危機という問題が待ち構えている。厳しい政策や増税を行わざるを得なくなるので、支持率は更に下がるだろう。

 日本では、もう議会制民主主義自体が限界に来ており、大政翼賛会の様な組織再編を行わないと、安定した政治を維持出来なくなるし、そうなると国民は政府弾圧の対象になる。

 日本にはもう未来はないと思う。

コメント

トラックバック