取材が浅い様な気がする2010/09/23 13:29

 調査の結果、やはり意図的であったようだ(本人は、間違えたと自供しているようだが、改ざんの証人もいる。)

 それと、このブログで前回指摘した通り、ネットワークのシステムでの日付改ざんは、難しいので、ノートパソコンを持ち込んで、日付を2004年6月6日まで後退させて、データを保存しなおしたらしい。

 この辺りもマスコミ報道では、何故、私物のパソコンを持ち込んだのかとか、そういった点まで触れていないのは、取材が浅いような気がする。

 一連の報道で、改ざんされたのは、ファイルの更新年月日のみなのか、それとも内容も含めてなのか、どの様な方法で、日付改ざんを行ったのか、キチンと調査すべきだと思う。

 この文書は、一太郎で作成されている為に改訂の履歴まで調べることが出来る筈だ。だれが、どのマシンでアクセスして、改ざんを行ったかまで分析可能である。


 僕やったら、フロッピーは封印しとくが、厚労省の役人は、無神経な面もあるなぁ。

 いずれにしても、こういった情報関係の証拠は証拠の様で証拠でないというのは、こうした風にいくらでも改ざん出来てしまうからである。

 本人の直接の筆跡とか役所で印刷されて交付番号等がふられているものでない電子媒体は、電子署名等がされていても、正式な証拠には採用されにくいが、立検の材料にされる可能性はある。

 今の世の中が、IT化されて、こうした電子情報が中心になっており、その適正な司法の判断や検察の調査が困難な状況になっていることを改めて知らしめられるような事件だったと思う。

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