白多羅母図 墨入れ完成2010/09/23 21:55

 月末が迫っているので、小野田先生のチベット仏画の宿題を急いで仕上げた。
 
 本当は、ゆっくりやらんとイカンと言われているのだけれど、時間がないので仕方がない。

 今日は、鉛筆下絵の仕上げから一気に墨入れまでやった。
 あとは、墨が乾くのをまって、鉛筆線を消す作業がある。

 墨入れは、線を引くときに感情が入ってはいけない。感情とか感覚とか入ると、線が太くなってしまったり、ムラになる。

 線を引くというよりも、鉛筆線をなぞって墨をほんの少しすりつけていく感じ。

 面相筆でも多羅母の目の二重の部分の線が引けず、苦労した。

 線を引くときに息を止めるクセがあるので、3時間位集中していると気分が悪くなった。

 この白多羅菩薩は、白多羅(仏)母とも呼ばれ、中国では、白度母と呼ばれている。また、インドでは、ターラーという死を欺く存在である。

 多羅母は、ポワの瞑想につながる。これは、チベット仏教の伝統では、往生の為に修行する秘法である。これに通じているディクン・カギュー派が、この白多羅母に帰依した成就法を伝えているという。

 南無一切の仏陀・仏法・衆・ そのものたる世尊母に吾と一切の衆生は帰依し菩提心を発起せん

 ポワといっても物騒なものではなくて、白多羅母に御願いして、往生を願うということである。

 これで、「宿題をやって来ました」ということになり、10月2日の講座を受講することが出来る。当日は、チベットタンカの展覧会や音楽演奏の披露もあるという。小野田先生のミュージシャンぶりを何時かみたいと考えているが、その機会はあるだろうか。

 そうそう、残念ながら、この講座は、「色を塗る」ところまでは行かない。レクチャーを受けるだけで、後は、各自の仕上げに任されるという。もう1回講座があれば、仕上げとかまで行けるのに、やはり、四条センターの講座では、こんなものか。

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