法然浄土教から法然仏教への転換の意味するものとは ― 2008/12/25 13:02

佛教大学アーカイブスが久しぶりに更新された。
その中で見物は、佛教大学総合研究所シンポジウムで、平成20年10月18日「法然上人800年遠忌記念 総合研究所特別研究プロジェクト」公開シンポジウムが、佛教大学四条センターで開催された記録である。特に、今をときめく、山折哲雄氏の基調講演をはじめ、パネル発表、パネルディスカッションの様子が収録されている。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/media/archive_o.html
内容は、みていただいたら判るが、冒頭の主催者側の佛教大学人文学科のご担当者の挨拶で、佛教大学は、100周年を契機に、佛教大学としては、これまでの「法然浄土教」という名称から、「法然仏教」という名称を採用している意向を明らかにされた。
これまでの佛教大学の浄土教観は、中国浄土教(西域を含める)と鎌倉新仏教の中で、法然浄土教があるという様に、浄土宗の中でも様々な宗派が存在し、法然浄土教は、その1つであるという見方であるが、「法然仏教」の見方は異なる。
それは、摂取不捨曼荼羅にみられる精神の様に、「法然の教えそのものが、仏の教え」であると標榜しており、すなわち、「法然以外の教えは、仏の教えではない。」との見方もなりたつ。
しかし、この様な誤解(語義解釈)を招くようなスローガンを標榜しなくても、法然浄土教でも良いから、もっと、現代社会の中での浄土教のあり方等を最新の学術研究の成果を酌んで、明確に示していくことの方が、ずっと意義は大きいと思う。
その中で見物は、佛教大学総合研究所シンポジウムで、平成20年10月18日「法然上人800年遠忌記念 総合研究所特別研究プロジェクト」公開シンポジウムが、佛教大学四条センターで開催された記録である。特に、今をときめく、山折哲雄氏の基調講演をはじめ、パネル発表、パネルディスカッションの様子が収録されている。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/media/archive_o.html
内容は、みていただいたら判るが、冒頭の主催者側の佛教大学人文学科のご担当者の挨拶で、佛教大学は、100周年を契機に、佛教大学としては、これまでの「法然浄土教」という名称から、「法然仏教」という名称を採用している意向を明らかにされた。
これまでの佛教大学の浄土教観は、中国浄土教(西域を含める)と鎌倉新仏教の中で、法然浄土教があるという様に、浄土宗の中でも様々な宗派が存在し、法然浄土教は、その1つであるという見方であるが、「法然仏教」の見方は異なる。
それは、摂取不捨曼荼羅にみられる精神の様に、「法然の教えそのものが、仏の教え」であると標榜しており、すなわち、「法然以外の教えは、仏の教えではない。」との見方もなりたつ。
しかし、この様な誤解(語義解釈)を招くようなスローガンを標榜しなくても、法然浄土教でも良いから、もっと、現代社会の中での浄土教のあり方等を最新の学術研究の成果を酌んで、明確に示していくことの方が、ずっと意義は大きいと思う。
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