尾無し雀のチーちゃん2010/05/19 20:42



雀にご飯の食べ残しというかワザと1口分とっておいたものを分け与えるのが日課。

写真等採れば良いのだが、面倒くさいのでほったらかし。

食堂の裏の戸のすぐ側までやって来て食べる。煮物、焼き物、炊飯の匂いを嗅ぎつけて偵察の雀がやってくる。コイツはすばしっこくて憎たらしい。

今日の様な雨の日はガツガツしている。外で餌が採りにくいからだろうか。

全部で、10数羽位来る。この間、NHKで雀が減少したとか言っていたが、この辺りは、築年が古い戸建てとかヤブが多いので、雀の格好の繁殖地であり、猛禽類、ネコ、イタチが雀を狩る猟場でもある。

毎日、気になるのが、「尾無しのチーちゃん」である。1匹だけノロノロとしているというか、最後までしぶとくご飯を食べている小柄の雀がいるので、みると、尻尾が完全にない。

 「退化したのかも。」

とにかく程度が低い子供で、チーチーと悲しげな声で鳴く。チュンチュンとは言えない。


そんな筈はなくて、ネコ、イタチに捕まりそうになって尻尾だけ抜けるかなにかしたのだろう。

つまり、この雀は、「日航機状態」で、通常ならば、ダッチロールでしか飛べる筈がないのだが、器用に餌だけ食べ終えると、飛び去っていく。

但し、ドンクサイ。コイツの為に1口分だけご飯を残していて、1羽になった時に投げ与えるのだが、もたもたしている内、他の雀に採られてしまう。

その内、尻尾が再生して生えてくるのか、一生、このままなのか、或いは、生存競争に生き残ることが出来ずに死んでしまうのか。

 見守っていきたい。

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