日本には残っていない物語、歌物語等の断片2010/08/22 08:55

 中国に在住している親戚情報によると、なんと11世紀後半の中国宋時代の王墓の発掘調査の結果、大量の日本の絵巻物や法華経等の日本由来の宝物が発掘されたという。

 メールで送られて来た写真をみると、たしかに源氏物語の一部が絵画化されているが、その描写は、国宝源氏物語絵巻に比べて稚拙であるが、保存状態が非常に良かったのに金泥とか絵の具の色彩がそのまま残っている。

 これ以外には仏教説話の絵巻、日本には残っていない物語、歌物語等の断片もあるようだ。

 当時は、中国との正式な国交は断絶していたが、貴族や平氏等の私的貿易がされていたので、その時に、もたらされたものとみられる。

 日本の古典の宝物は、歴史上、京の都が被った最大の戦災である応仁の乱で、絵巻物、古典籍のかなりの部分が焼失したとみられ、それ以前に中国にもたらされたものなので、調査してみると様々な発見があるだろう。

 僕は、学者ではないが、すごい発見だと思う。きっと、日本のエライ国文学者や美術史研究家が現地調査にいくことになるだろう。

 但し、現時点で、中国政府は、この発見事実報道を公式には、日本政府には、知らせていない。あの朝鮮王朝儀軌を巡る騒動の影響による政治的配慮とみられる。

信じられん。2010/08/22 09:28

 
 佛教大学の寄付金(銀行引き落とし)を申し込んだのが、7月末、1ヶ月近くたってもなんらメッセージが送られてこないので、基金事務室に問い合わせたら、その場では判らず、後ほど電話するという。

 2時間位待ったが、音沙汰ないので、こちらから電話したら、申込書は、取りあえず届いているという。

 基金の申し込み書には、封筒が同封されておらず、薄っぺらい紙(よく新聞に通販の広告があって、申込者が折り曲げて封筒を作る奴)の裏に署名、捺印、口座番号を書いて、糊付けして、封筒を作るという杜撰なもの。

 判子や書いた文字が全部透けてみえるし、封筒からはみ出した糊が他の郵便物にくっつくと紛失の危険がある。

 それで郵便事故かなと思って電話したのだが、こんな具合である。

 寄付金を支払う人に対して失礼だと思う。

 また、事務局の応対も横柄であり、金額が少ないからといっても、これでは、仏教精神に反すると思われる。

 まぁ、寄付金担当の人が駄目でも、大学の為にお金が使われるのであれば、それで目的を達したことになるのだが。

「結界」を開く扉2010/08/22 10:23

 玄関のドアをウルトラマリンで塗装したと話したら、母親は、「変わっているね。」と言うし、知人も酷評だし、そんなに異常なことなのかと思って、他に、ドアを青く塗っているところはないかと、GOOGLEで画像検索すると、こんな具合

http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E9%9D%92%E3%81%84%E6%89%89&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi

飲食店とか外国の家とかが中心で、やはりカタギの家は少ないようだ。

でも青い扉のイメージは、そんなに悪くない。別の世界への憧れの扉とかそういった解釈の人も多い。

いわゆる、「結界」を開く扉なんだ。

「夏への扉」という小説があった様な気がするが、そういったイメージもある。

あるブログには、「青い扉って違う世界に入っていける気がして好きだったりします。」と書いている人もある。

GOOGLEの検索項目入力欄では、「青い花」、「青い鳥」、「青い部屋」、「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2の遺跡の青い扉」等が出てくる。

「ブルームーンという薔薇へ行く十月は」という俳句を詠んだ捻典先生にお伺いしたところ、僕が感じた通りで、「ああ、そうか。」と思った。

ブルーという色は、「○○宿」とかそういった稼業にも結びつくようだ。しかも、更にアチラ系である。

和歌とか俳句の検索データベースをみると、青で80数件ヒットしたが全てが、「あおば」、「あおやぎ」、「あおき」等々青いというのは、緑色の意味で、やはり、日本文化には、群青、藍色は別として、青色という色調は、もともと少なく、違和感を感じる非日常的な色彩になってくるのかも。

あまりにも具合が悪くなったら、無難な色に塗り替えたいが、それが、どんな色なのか、非日常的な僕には、判断がつかない。

それに「無難」という言葉自体になにやら陰気くさいものを感じるのである。