恐怖の予言2009/11/27 22:24

 ある人とお話をしていたが、その時、どちらが言い出したのか判らなかったが、「恐怖の予言」ということで、やはり鳥・豚インフルエンザの話になった。

 結局、今、流行しているH1N1型は、鳥インフルの時でもみられた様に凶悪化する前触れであるという見方は、やはり、畜産、特に養鶏場等の悲惨な現場を見てきた人の共通意見となっている。
 
 先日も大阪の養豚場で感染騒ぎとなったが、これ以外に未発見の潜在的な感染を人も家畜も繰りかえす事で徐々にウイルスが「人間に適した形態」に変化していく。つまり、その過程が完成した段階で、「人感染型強病原性インフルエンザ」の本格的な蔓延が始まる。

 タイとか東南アジアの国では、その様な形で徐々に弱毒性の鳥インフルが凶悪化していった。人でも同様の事態になる可能性がある。

 タミフルの販売で予想した通りに問題になって来ているが、そうなるとやはり、ワクチネーションに依存せざるを得ない。

 鳥インフルの場合は、ワクチネーションが先行して進められて、数万、数十万羽の摂取が可能になったが、関係省庁から待ったがかかった。

 その理由として、ワクチンを接種してしまうと、感染・非感染が判別出来ないということもあるが、それ以上に恐れられたのは、鳥インフルが高病原化した場合にワクチンが、効かないどころか、有毒化する可能性があるという点である。

 今日、我が国でも摂取後にインフルに感染、死亡例が出たが、やはり、劇症化とワクチンの関連性は否定出来ない。

 運悪く、H5N1型の様にウイルスが凶悪化した場合は、もう、一般人は無防備で外を歩けなくなるだろう。

 そうなると唯一、期待出来るのは、H5N1等の高病原性に対応したワクチン接種による免疫効果であるが、現状のH1N1対応のワクチンを接種してしまうと、免疫効果が低くなって、発病を抑制することが出来なくなってしまう。

 つまり、現状のH1N1のワクチン接種は、絶対に必要な人以外には、行わない方が良いだろう。それよりも、凶悪化に備えて、必要数量のタミフルや抗インフルエンザ薬の備蓄と開発を継続して行うべきだと思う。

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