蓮の葉にのってみたい2008/08/29 09:25

PENTAXDLで撮影
 パラグアイオニバスに乗る女の子がニュースで報道されていたが、たしかに、実物を見ると、さすがに大きい。
 これは、京都府立植物園で撮影した蓮の葉だけれども、小さな子供なら乗れそうな気がする。でも、不思議なのは、どうして、こんな形をしているのだろうか。
 写真は、PENTAXistDL(もはや大昔のデジカメ機種)で撮影した蓮の葉、水面の色がこのカメラでは、こんな紫がかった不思議な色に撮影されてしまう。
 明日は、いよいよ卒論の口頭試問、小野田先生がどの様なことを質問してくるのか気になる。

愚かな風潮2008/08/29 12:48

 世の中「世界遺産!世界遺産!」と騒いでいるが、果たして意味があるんやろか。
 愚かな風潮である。
 まず、「遺産」という言葉に引っかかる。それは2つの意味がある。
 1つは、マテリアルとしての遺産である。つまり、地域を貴重な「お宝」扱いすると言う点である。そうなれば、実際には、住民や自然、動植物が集合した生命体である「地域」の物質的な側面のみを重視することになる。
 もう1つは、「遺産」という言葉には、過去の遺物という意味もある。つまり、実際に現在、そこで生活している人々や自然の営みを顧みないことにつながると言う点である。
 「地域起こし」、「地域づくり」といった言葉とコラボして、世界遺産が語られ、是非とも指定を受けようとする。
 指定を受ければ、外つ国や日本のよそ者が多く、この地に観光の目的で訪れて、お金を落としていく。
 しかし、実際には、現在、富士山の世界遺産指定で問題になっている様に、一部の人の利益になっても、実際に地元に根を下ろして暮らしている人達のささやかな生活を壊してしまうことにもなりかねない。
 実際に石見銀山が世界遺産の指定を受けて、大勢の観光客がやってきて、旅館・観光組合は大喜びだが、地域の住民は、交通インフラの混雑、地域の汚染、治安の悪化等、様々なこれまで経験しなかったマイナス面に悩まされている。
 世界遺産→グローバルという視点になるが、そもそもアメリカ型グローバリズム文化・経済が行き詰まりを見せており、それに巻き込まれた日本も危うい立場になっていることに気がつかないのだろうか。
 世界的な価値観の普遍性を求める気持ち、それは、自国の文化に自信がないことへの表明でもある。
 仏像や絵画でも国宝・重文・地域文化財指定といったランクづけがされており、こういったものを対象に行われる研究もこの様なランク分けの先入観の影響を受けやすく、それが、学問の進歩・発展の弊害となっている。
 常民の立場で物事を考え、眺めることがつねづね大事なことだと考えている。

 図は、世界文化遺産切手シリーズ。

身代わりになって下さった観音様2008/08/29 22:23

 世の中に身代わり観音というのがあるという。

 例えば、大阪の愛染さんにも身代わり観音と地蔵菩薩が祀られている。 火災や水害、地震、カミナリ等の災いを身代わりで受けて下さるということ。

 この間の、醍醐寺の火災も観音堂には位牌等が置いてあったが、全焼したことで、観音様が身代わりになると共に、ご位牌も成仏されたということを話しておられる人もいた。
 今日も、関東や東海で恐ろしい雷雨が発生し、多くの人が災いを受けた。
 もともと観音や薬師堂は、地境というか、峻険な山や坂道、あるいは気象異変を受けやすいところに建設されるという。

 神護寺も箕面勝尾寺もそうだし、その様なところでは、住民が危害を受けるのを観音や薬師仏に守ってもらうという意味もあったのだと思う。

 川西市の栄根寺(地震で壊滅)も、この寺の金堂もろとも全てが崩壊したが、周囲には、それ程、大きな被害はなかった。となりの宝塚市では、人死にも出る程の被害であったのと対照的だったという。
 このお寺には、親切な尼さんが居て、幼い時には、よく遊びに行き、可愛がってもらったものだった。(昔から子供のお寺として知られていた。)
 教育委員会が10年位前に発掘調査を行ったが、やはり、鎌倉時代に火葬された子供の骨(歯)等も見つかったという。地域で無くなった子供さん等をお寺に祀り、観音・薬師に子供等を守ってもらう様な信仰もあったのだろう。

 それにしても最近の異常気象はもの凄く、先日の方丈記の時にも書いたような正に末世・末法の世という状況を彷彿とさせる。

 観音様におすがりする以外にないのかも。

物欲・煩悩がムラムラと2008/08/29 22:54

 FZ28が発売されて、今日で1週間。
 実売価格は、最安値で、4万6千円台まで下げて来た。
 なんと1週間で9千円も下がったことになる。
 パナソニックのモニター販売で4万3100円での勧誘が来たけれどもパス。
 来月の今頃には、もっと、価格は下がっているだろうと思う。
 このカメラ、ヨドバシの店頭等で改めて触ってみた。(鈴鹿での撮影会以来)
 やはり、AFがかなり速くなっているし、操作性も向上している。1000万画素化よりも、この方が価値があるかも。
 特にAFロックが速くなっているので、素早く置きピンが出来る。
 追っかけフォーカスも面白いが、一度、視野から外した被写体は難しいみたい。また、接近してきて視野からはみ出してしまった場合も追随が危ういような感じがする。
 だからモータースポーツ等の場合は、AFロックで置きピン。一番、追っかけフォーカスが効いてくるのは、ファッションショー等のモデルさんの撮影や舞台撮影だと思う。これは、凄いと思う。狙ったモデルや俳優さんの顔をずっと追い続けてくれる。
 この他、LUMIXのアンケートにも書いたが、電子ファイダーの小型液晶の画素数が上がっているので撮影の不愉快さがかなり低減した。また、背面の液晶もサイズアップ。
 画像処理は、FZ18のビーナスエンジンⅢからビーナスエンジンⅣに進化。
 これは、かなり画質が変化した。FZ18は自然っぽい感じだったのが、FZ28は、車の外装のカラフルさを鮮やかに映し出すのに向いたハイコントラストタイプ。
 競合機種としては、NIKONにも18倍ズームが出ているが、FZ28に比べて幾分小振りながらも、ズームテレ端まで伸ばした時には、滑稽な程、突出した感じがして面白くない。
 また、操作性でも、AFロックが無いので、モータースポーツの撮影は無理。
 先日の8耐に出場したBEET-LUMIXチームでは、田村先生が専属なのかどうかしらないが、LUMIXで撮影を続けている。
 こうした現場のノウハウがFZ28の開発に活かされており、まさにレーシングスポーツ撮影に特化されたカメラというべきかも知れない。
 早く実売4万円が割れないものか。その時には、ポチっとしようと思う。

ダゲレオタイプか、レトロな木製カメラ2008/08/29 23:59

はたまた、ダゲレオタイプか、レトロな木製カメラ。
 イーストマンコダックの最初のカメラのフィルム使い捨てなのに、木製だったとか。
 実は、このカメラ、先日紹介したLマウント(ライカレンズ)が使用可能なチープな自作デジカメに、ウルトラワイドヘリヤー15㍉とファンダーを装着したところ。
 これで約80㎜位で撮影した様な写真が撮影出来る。
 左上は、Soraちゃん。シマウマのカバーを着せてもらっている。
 木製ボデーは、ただ単に塩ビフィルム材(オーディオスピーカーに使われている様なカバー材)をプラボディに貼り付けてある。
 そういえば、ゾルキーやフェドを改造した偽ライカのロシアカメラにも、こんな色のボデーのものがあったっけ。
 裏は、写真には写っていないが、ゴム貼りである。こうするとグリップが改善される。
 面白いので、こんなタイプの改造カメラを濫造してみようかと思う。