いよいよ近畿圏に(日本縦断歩行) ― 2008/09/24 12:35
35年前のラジオが蘇った! ― 2008/09/24 22:08
先日、部屋を片づけていたら、古いラジオが出てきた。
SONYのスカイセンサーICF-5800という製品。
1973年4月に発売された。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/tokita/skysensor/lineup.html
なんで、こんな特殊なラジオを買ったのか。
当時は、FMや短波ラジオも聞いたことがなかったので、是非、これらの音をなんでも良いから聞いてみたかったのと、ロンドンのビッグベンの音が鳴るCM放送に惹かれた訳。
私が中学生1年生の初夏にこのラジオを買ってもらった。当時は、電波の状態が非常に良くて、中波放送でも電磁ノイズが殆ど聞こえず、電離層で変調されたノイズは入るものの、驚く程、遠距離の放送の受信が可能だった。
母親も音楽が聴きたいとナショナルのクーガーを買った。
クーガーは、もう20年位前に壊れてしまった。
しかし、このラジオは、生き続けた。(私が所有しているラジオの中では、最古の部類になってしまった。)
このラジオ5バンド受信が可能。FM、中波、短波1、短波2、短波3、更にSSB受信が可能という当時としては、BCLに必要な機能を全て持っていた。
中央に大きなダイヤルがあって、その速度もSLOWとFASTの切り換えが出来る。
当然、アナログ式。(今やアナログチューナーの受信機は殆どみられなくなってしまった。)
中学の友人の悪ガキ達は、ラジカセに夢中だったが、私は、このカセットがついていないモノラルのラジオ(当時は、ステレオラジカセそのものが殆ど発売されていなかった。)
BCLの雑誌等も購入してベリカードを送ってもらいたくて、毎晩の様にラジオのスイッチを入れて、受信報告書を作成して、郵便局で国際郵便で送ったことを記憶している。
ラジオオーストラリアとかボリビア放送とか、北京放送等様々なカードが集まった。
一番、感動したのは、やはり、ケルン放送局の受信に成功した時で、かすかな音であったが、地球の裏側の放送が聞こえて来た時には驚いた。
その後は、だんだんとBCLにも飽きて来て、結局、音楽をこのラジオで聞く様になってしまった。
特にFM放送の音がモノラルながら優れているのに感動した。当時のNHKFMはクラシック音楽の殿堂で朝5時から夜中12時までずっと殆どクラシック音楽であった。
1970年代のクラシック音楽界は黄金期で、ベルリンフィルや、ウィーンフィル等のライブが毎週の様に放送されており、ベーム、バーンスタイン、ショルティ、晩年のストコフスキー(ライブ生!!)等名指揮者の演奏が目白押しであった。
朝は、グレゴリオ聖歌を聞き、夕べは、リコーダーコンソート、晩は、ホロビッツのライブとかラフマニノフのコンチェルトを聴いて眠りにつく毎日であった。(1時間のお休みタイマー付きで結構、役に立った。)
スカイセンサーの後継機である5900が現れた頃には、私は、家が引っ越して、音楽もコンソールステレオで聴く様になった。スタパのブログに5900のことが解説されている。http://bb.watch.impress.co.jp/stapa_blog/archives/2008/02/national_panaso.html
その後、祖父が引っ越して来て、オーディオルームが無くなってからは、コンソールはオクラ入り、また、音楽を5800で聞く毎日に逆戻り。
当時は、アルバイトもしていないので、ステレオは買えず、音楽は大抵、この機械で聞いて、モノラルのテープレコーダーを接続して放送を録音していた。
-------------
それから35年が経過した。ACアダプターが失われてしまったので、日本橋で6Vのものを求めて来た。しかし、どうゆう訳か電源が入らない。
「古い物だし...」と思っていたが、もしやと思って、極性を入れ替えてみたら、なんと、音が鳴り出した。
美空ひばりの「河の流れニー」とデカイ音。
FM、中波、短波まで全て綺麗に音がなる。
計器板の照明も活きている。
ロッドアンテナの一番先が抜けてしまうが、それ以外の機能は全て完全。
しばらく放送を聞いてみたが、「良く、こんな音で聞いていたなぁ」というのが感想。
今では、やはり、少し、我慢づらい。当時も少し、レンジの狭さを感じていたので、昔の電蓄から外した大型スピーカーを外部端子に接続して聞いていたことを想い出す。
それと、中波や短波は、デジタルのパルスノイズがガンガン入って、ザーザー感が凄く、改めて、こんなに強い電波ノイズの中で暮らしていて、身体が悪くならないだろうかと心配してしまった。
SONYのスカイセンサーICF-5800という製品。
1973年4月に発売された。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/tokita/skysensor/lineup.html
なんで、こんな特殊なラジオを買ったのか。
当時は、FMや短波ラジオも聞いたことがなかったので、是非、これらの音をなんでも良いから聞いてみたかったのと、ロンドンのビッグベンの音が鳴るCM放送に惹かれた訳。
私が中学生1年生の初夏にこのラジオを買ってもらった。当時は、電波の状態が非常に良くて、中波放送でも電磁ノイズが殆ど聞こえず、電離層で変調されたノイズは入るものの、驚く程、遠距離の放送の受信が可能だった。
母親も音楽が聴きたいとナショナルのクーガーを買った。
クーガーは、もう20年位前に壊れてしまった。
しかし、このラジオは、生き続けた。(私が所有しているラジオの中では、最古の部類になってしまった。)
このラジオ5バンド受信が可能。FM、中波、短波1、短波2、短波3、更にSSB受信が可能という当時としては、BCLに必要な機能を全て持っていた。
中央に大きなダイヤルがあって、その速度もSLOWとFASTの切り換えが出来る。
当然、アナログ式。(今やアナログチューナーの受信機は殆どみられなくなってしまった。)
中学の友人の悪ガキ達は、ラジカセに夢中だったが、私は、このカセットがついていないモノラルのラジオ(当時は、ステレオラジカセそのものが殆ど発売されていなかった。)
BCLの雑誌等も購入してベリカードを送ってもらいたくて、毎晩の様にラジオのスイッチを入れて、受信報告書を作成して、郵便局で国際郵便で送ったことを記憶している。
ラジオオーストラリアとかボリビア放送とか、北京放送等様々なカードが集まった。
一番、感動したのは、やはり、ケルン放送局の受信に成功した時で、かすかな音であったが、地球の裏側の放送が聞こえて来た時には驚いた。
その後は、だんだんとBCLにも飽きて来て、結局、音楽をこのラジオで聞く様になってしまった。
特にFM放送の音がモノラルながら優れているのに感動した。当時のNHKFMはクラシック音楽の殿堂で朝5時から夜中12時までずっと殆どクラシック音楽であった。
1970年代のクラシック音楽界は黄金期で、ベルリンフィルや、ウィーンフィル等のライブが毎週の様に放送されており、ベーム、バーンスタイン、ショルティ、晩年のストコフスキー(ライブ生!!)等名指揮者の演奏が目白押しであった。
朝は、グレゴリオ聖歌を聞き、夕べは、リコーダーコンソート、晩は、ホロビッツのライブとかラフマニノフのコンチェルトを聴いて眠りにつく毎日であった。(1時間のお休みタイマー付きで結構、役に立った。)
スカイセンサーの後継機である5900が現れた頃には、私は、家が引っ越して、音楽もコンソールステレオで聴く様になった。スタパのブログに5900のことが解説されている。http://bb.watch.impress.co.jp/stapa_blog/archives/2008/02/national_panaso.html
その後、祖父が引っ越して来て、オーディオルームが無くなってからは、コンソールはオクラ入り、また、音楽を5800で聞く毎日に逆戻り。
当時は、アルバイトもしていないので、ステレオは買えず、音楽は大抵、この機械で聞いて、モノラルのテープレコーダーを接続して放送を録音していた。
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それから35年が経過した。ACアダプターが失われてしまったので、日本橋で6Vのものを求めて来た。しかし、どうゆう訳か電源が入らない。
「古い物だし...」と思っていたが、もしやと思って、極性を入れ替えてみたら、なんと、音が鳴り出した。
美空ひばりの「河の流れニー」とデカイ音。
FM、中波、短波まで全て綺麗に音がなる。
計器板の照明も活きている。
ロッドアンテナの一番先が抜けてしまうが、それ以外の機能は全て完全。
しばらく放送を聞いてみたが、「良く、こんな音で聞いていたなぁ」というのが感想。
今では、やはり、少し、我慢づらい。当時も少し、レンジの狭さを感じていたので、昔の電蓄から外した大型スピーカーを外部端子に接続して聞いていたことを想い出す。
それと、中波や短波は、デジタルのパルスノイズがガンガン入って、ザーザー感が凄く、改めて、こんなに強い電波ノイズの中で暮らしていて、身体が悪くならないだろうかと心配してしまった。
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