黒田先生の教え2008/09/14 00:02

IXYDIGITAL70で撮影。高感度
去年の今頃は、東海ブロックの学習会に参加して、非常に楽しい思いをしていた。

 写真は、学習会終了後に訪問した本居宣長記念館。

 紫文要領の原本や宣長の書き入れがある源氏物語の手沢本等色々と展示されている文献を読んで楽しんでいると、社会学の浜岡先生や他の学生さんも多く、現れて、まるで2次会の様になってしまった。

 学習会では、黒田彰先生の文献学の講義を2日間に渡って受講したが、先生の家は、白子にあるので、「F君の役に立ちそうな論文を持ってきたよ。」と浄土盂蘭盆経と絵巻物との関係について記述した論文を頂いた。

 帰宅後、読んでみると、やはり、文献と絵画の関係は、シンクロしているところもあるが、ズレているところもある。そのズレの原因を調べてみることで新しい事実が判るということは、今回の卒業論文の制作の上で、コンセプト的に大きな参考となった。

 「僕と君とはK大学なんだから、結局は、文献学なんだよ。」とおっしゃられたのを記憶している。

 今年も10月に東海ブロックの学習会が開催され、黒田先生が出講されるとのことだが、もう、9月末で卒業してしまうので、黒田先生の貴重なお話をうかがうことは出来ない。

 社会学部と今回の文学部と2回続けて卒業論文に優秀賞をいただいたが、ご指導の先生方のおかげとはいいながらも、それより、学修が中断されてしまう方が、ずっと辛くて寂しい。

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